GlassFish管理コンソールを使っての設定
[サービス]-[サーバー]と開くと[GlassFish v2.1]が表示されているはずです。表示されていない方は上記連載をもう一度読み返してGlassFishの設定を見直してください。[GlassFish v2.1]を右クリックし[起動]をクリックし、GlassFishを起動させます。
NetBeansの右下の出力ウィンドウに、図3のような「アプリケーションサーバーの起動は完了しました。」が表示されていれば、GlassFishは正常に起動しています(複雑なプロジェクトの場合、これだけでは必要な機能がきちんと組み込まれて完了したのかの区別はつきませんが、今回のサンプルプログラムではこれだけの確認で十分です)。
GlassFishが起動した状態で、先述の[GlassFish v2.1]をもう一度右クリックし[管理コンソールを表示]を選択します。ブラウザが起動し(タブブラウザの場合、新しいタブが開き)ます。
図4のような認証画面が表示されるので、GlassFishセットアップ時に設定した[ユーザー名]と[パスワード]を入力し[ログイン]ボタンをクリックすると、左ペインに図5のような画面が表示されているはずです。
[リソース]-[JMSリソース]を開くと[接続ファクトリ]と[送信先リソース]が表示されます。接続ファクトリが当記事のコネクションファクトリに、送信先リソースが当記事のデスティネーションに相当します。
コネクションファクトリ(接続ファクトリ)の設定
[接続ファクトリ]をクリックすると右ペインに図6のような画面が表示されます。まだコネクションファクトリを作成していないため、ファクトリは何も表示されていません。
[新規]ボタンをクリックすると図7のようなコネクションファクトリの設定画面が表示されます。図8が設定後の画面です。[JNDI名]とは後のプログラムでも説明しますが、外部リソースを探し出すため使用されるものです。「jms/SampleConnectionFactory」を指定していますが、「jms/」以降は分かりやすい名称であれば何でも結構です。[リソースタイプ]は選択リストが出てきます。その中の「javax.jms.QueueConnectionFactory」を選択します。
これで必須項目の設定は完了しました。業務システムでは[プール設定]の値を調整する必要があります。[了解]ボタンをクリックすると図9のようにコネクションファクトリの一覧画面が表示され、作成したコネクションファクトリのJNDI名「jms/SampleConnectionFactory」が追加されているのが分かります。