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iPhone+Ruby on Rails連携テクニック

iPhoneとRuby on Railsを超簡単に連携する ObjectiveResource
- iPhone編


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iPhoneアプリの作成 1

 今回は自分のつぶやきを記録できるiPhoneアプリ「ひとりったー ローカル版」を作成します。

プロジェクトの作成

  1. Xcodeを起動し、メニューの「ファイル」→「新規プロジェクト」を選択。
  2. 新規プロジェクトのテンプレートを選択画面でiPhone OSの「Application」→「View-based Application」とクリックし、選択ボタンをクリック(Productは iPhoneを選択)。
  3. ファイル選択ダイアログが表示されるので、適当なフォルダを選択、名前欄に「Hitoritter」と入力し、保存ボタンをクリック。
  4. いくつかのファイルが作成されIDEが表示されます。
  5. 左カラムのClassesとResourcesの三角マークをクリックし、コードとリソースを表示します。

画面の作成

 Interface Builderを使い画面を作成します。Resourcesにある「HitoritterViewController.xib」をダブルクリックすると以下のように3つのウィンドウが表示されます。

  1. 右に表示されているLibraryからViewに「TableView」「TextField」「Round Rect Button」を下図のように配置します。
  2. Round Rect Buttonをダブルクリックして「つぶやく」とボタン名を設定します。
  3. メニューの「File」→「Save」またはコマンドキー+Sを押して保存します。

画面と関連付け

HitoritterViewController.hの作成

 Interface Builderで構築したGUIパーツをプログラムからアクセスするための変数、イベントを受け取るメソッドをHitoritterViewController.hに準備します。

#import <UIKit/UIKit.h>

@interface HitoritterViewController : UIViewController  <UITableViewDelegate, UITableViewDataSource> {
    UITextField    *talkText;
    UITableView    *talksTable;
    NSMutableArray *talks;
}
@property (nonatomic, retain) IBOutlet UITextField  *talkText;
@property (nonatomic, retain) IBOutlet UITableView  *talksTable;
@property (nonatomic, retain) NSMutableArray *talks;

- (IBAction)pushOnTalk:(id)sender;

@end
  • talkTextはつぶやきを入力するテキストフィールドです。
  • talksTableはつぶやきを表示するテーブルビューです。
  • talksはつぶやきをプログラムで保存するための配列です、ちなみにNSArrayは作成後変更できない配列ですが、NSMutableArrayは変更できる配列です。
  • pushOnTalk:はつぶやくボタンが押された時に実行されるメソッドです。

GUIパーツとの関連付け

 HitoritterViewController.hを保存してから、HitoritterViewController.xibウィンドウでFile's Ownerを選択します。メニューの「Tools」→「Inspector」を選択すると下図のようなInspectorウィンドウが表示されます。

 ここで、Inspectorウィンドウに表示されている上で定義した変数、メソッドとの関連をひも付けします。変数名等の右に表示されている○をクリックすると線が表示されるので、その先をGUIパーツに置きます。下の図では既にtextFieldは関連付け済みで、talksTableとTableViewを結び付けているところです。

 pushOnTalk:メソッドとつぶやくボタンの関連付けは下図のようにRound Rect ButtonのTouchDownに結び付けます。

 結果としてInspectorウィンドウに下図のように表示されていればOKです。

テーブルとの関連付け

 テーブルにデータ設定や操作するオブジェクトの関連付けも行います。View上でテーブルを選択し、Inspectorに表示されたdataSource、delegateをFile's Ownerと関連付けます。下の画像はdataSourceの関連付けは終わり、delegateの関連付けを行っているところです。

 結果としてInspectorウィンドウに下図のように表示されていればOKです。

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iPhoneアプリの作成 2

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この記事の著者

吉田裕美(ヨシダユウミ)

有限会社 EY-Office 取締役CADのベンチャー企業でCADのコア部分や図面管理システムなどの開発に従事した後、独立しJava,Ruby,PerlでWebアプリを中心に開発してきた。現在は殆どの開発はRuby on Rails。ここ数年はソフトウェアエンジニアの教育に興味をもち、従来の知識偏重な教育ではなく現実の問題を解決できるエンジニアを育てる教育に注力している。またLisp等に関心...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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