開発環境の整備
基本的には、前回までの記事で使用してきた環境と同じです。第4回の記事の「開発環境の整備」を参照して、Windows Azureの開発環境を整えてください。
さらに今回は、AspProvidersプロジェクトをダウンロードする必要があります。AspProvidersプロジェクトは、Windows Azure Platformの公式サイトからダウンロードできる「Windows Azure Platformトレーニングキット」のハンズオンラボの中に含まれています。
Windows Azure Platformの公式サイトのトップページから、[開発者向け情報]メニューの[ツール&ダウンロード]をクリックし、表示された[ツールとダウンロード]ページから[Windows Azureトレーニングキットのダウンロード(英語)]リンクをクリックします。すると、最新のWindows Azureトレーニングキットのダウンロードページが表示されます(図1)。本稿執筆時点では、「Windows Azure Platform Training Kit - September Update」(英語)が最新です。このページから、開発環境がVisual Studio 2010の場合は「WAPTKVS2010-September2010.exe」を、Visual Studio 2008の場合は「WAPTKVS2008-August2010.exe」をダウンロードしてください。本稿ではVisual Studio 2010を使用しますので、WAPTKVS2010-September2010.exeをダウンロードします。
次に、ダウンロードした「WAPTKVS2010-September2010.exe」をダブルクリックします。使用許諾の確認ダイアログが表示されますので、内容を確認した上で[Accept]ボタンをクリックします。次に表示されるダイアログで、インストール先フォルダを指定します。ここでは既定の「C:\WAPTK」をそのまま使用します。[Install]ボタンをクリックすると、インストールが実行されます(図2)。
オリジナルのAspProvidersプロジェクトは、MSDN Code Galleryの「Windows Azure Code Samples」から取得できます。ページ内の[Additional C# Samples]リンクをクリックしてダウンロードしてください。ただし、Visual Studio 2008用のファイルとなっていますのでご注意ください。
本稿では開発環境としてVisual Studio 2010を使用しているため、MSDN Code Galleryからではなく、本文にあるようにVisual Studio 2010用のWindows Azureトレーニングキットに含まれるAspProvidersプロジェクトを使用します。