MVVM LightToolkitのインストール
MVVM LightToolkitはCodePlexのMVVM Light Toolkitのページからダウンロードできます。
ダウンロードしたZIPファイルを開くと、図6のように7つのZIPファイルが解凍されます。
単にSilverlight 4でMVVM LightToolkitのアセンブリを利用したいだけであれば、「GalaSoft.MvvmLight.Binaries.V3.zip」に含まれる「GalaSoft.MvvmLight.SL4.dll」や「GalaSoft.MvvmLight.Extras.SL4.dll」、「System.Windows.Interactivity.dll」といったアセンブリを参照設定するだけです。
インストーラーは今のところ提供されていないので、Visual StudioやExpression Blendのプロジェクトテンプレートを利用したい場合や、コードスニペットを利用したい場合は自分でテンプレートファイルをコピーする必要があります。
簡単ではありますが、筆者のブログでインストール方法を紹介しているので、こちらをご覧ください。
Silverlight 5とMVVM
2010年12月2日にSilverlight FireStarter 2010というイベントがマイクロソフトのアメリカ本社で開催され、Silverlight 5の発表が行われました。この様子はここからビデオで閲覧できます。
また、マイクロソフトの副社長であるスコットガスリーのブログから、Silverlight 5でどのような機能が実装されるかのダイジェストを見ることができます。
Silverlight 5の発表では特にアプリケーション開発の部分で、これまで以上のサポートが追加されています。特に目を引くのが、Silverlight 4以上にバインディングの機能を強化し、MVVMパターンを中心に据えた開発を前面に押し出している点です。
まとめ
パターンやアーキテクチャなどというと、ちょっと手を出しづらいといった気がするかもしれませんが、実際はそれほど難しいものではありません。特にSilverlightは、そもそもMVVMパターンを適用することを前提に設計されているので、MVVMパターンを適用するのはそれほど大変ではありません。ぜひMVVMパターンの適用を検討してみてください。
次回は、Silverlight 4の特徴的な機能である信頼されたアプリケーションについて触れていきたいと思います。