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Silverlight 4で作る新しいRIAアプリケーション

MVVMによるSilverlightアプリケーションの開発(その2)

Silverlight4で作る新しいRIAアプリケーション(7)

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ダウンロード sample.zip (177.5 KB)

MVVM LightToolkitのインストール

 MVVM LightToolkitはCodePlexのMVVM Light Toolkitのページからダウンロードできます。

 ダウンロードしたZIPファイルを開くと、図6のように7つのZIPファイルが解凍されます。

図6 解凍後のMVVMLightToolkitの書庫
caption

 単にSilverlight 4でMVVM LightToolkitのアセンブリを利用したいだけであれば、「GalaSoft.MvvmLight.Binaries.V3.zip」に含まれる「GalaSoft.MvvmLight.SL4.dll」や「GalaSoft.MvvmLight.Extras.SL4.dll」、「System.Windows.Interactivity.dll」といったアセンブリを参照設定するだけです。

 インストーラーは今のところ提供されていないので、Visual StudioやExpression Blendのプロジェクトテンプレートを利用したい場合や、コードスニペットを利用したい場合は自分でテンプレートファイルをコピーする必要があります。

 簡単ではありますが、筆者のブログでインストール方法を紹介しているので、こちらをご覧ください。

Silverlight 5とMVVM

 2010年12月2日にSilverlight FireStarter 2010というイベントがマイクロソフトのアメリカ本社で開催され、Silverlight 5の発表が行われました。この様子はここからビデオで閲覧できます。

 また、マイクロソフトの副社長であるスコットガスリーのブログから、Silverlight 5でどのような機能が実装されるかのダイジェストを見ることができます。

 Silverlight 5の発表では特にアプリケーション開発の部分で、これまで以上のサポートが追加されています。特に目を引くのが、Silverlight 4以上にバインディングの機能を強化し、MVVMパターンを中心に据えた開発を前面に押し出している点です。

まとめ

 パターンやアーキテクチャなどというと、ちょっと手を出しづらいといった気がするかもしれませんが、実際はそれほど難しいものではありません。特にSilverlightは、そもそもMVVMパターンを適用することを前提に設計されているので、MVVMパターンを適用するのはそれほど大変ではありません。ぜひMVVMパターンの適用を検討してみてください。

 次回は、Silverlight 4の特徴的な機能である信頼されたアプリケーションについて触れていきたいと思います。

参考文献

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト かるあ (杉山 洋一)(カルア(スギヤマ ヨウイチ))

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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