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ComponentZine(ComponentOne)

グリッドを使ってWindowsフォームにコントロールをレイアウトする

ComponentOne Studio2010のC1Sizerコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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フォームの作成

 では、さっそくフォームをデザインしてみます。今回は、このC1Sizerコントロールを使って、治療費の領収証のようなものを作ってみました。

GUIのデザイン

 フォームにC1Sizerコントロールを配置し、グリッドエディタで15行8列のグリッドを作成し、その中にテキストボックスとラベルをたくさん組み込んでいます。

 また、フォームの右下部分にはグループボックスを配置し、その中に、さらにラベルとテキストボックスを配置していますが、この配置はグループボックス内のレイアウトなので、通常のフォームのコントロール配置と同じ方法を使っています。実際にコントロールを配置してみると一目瞭然なのですが、C1Sizerコントロールのグリッドに配置した方がぐっとレイアウトしやすいことが分かります。

 なお、試しにコードからコントロールを作成してグリッドに配置する機能を使い「Form2」を作ってみました。「Form2の表示」ボタンは、そのフォームを呼び出すのに使用します。

フォームデザイン
フォームデザイン

グリッドのデザイン

 C1Sizerコントロールを配置し、グリッドを設定してテキストボックスやラベルコントロールを配置していきます。

  1. 最初に、フォームへC1Sizerコントロールを配置し、Dockプロパティを「Fill」にします。
  2. スマートタグから[グリッドの編集]を選び、グリッドエディタを表示します。
  3. 「行」のページで[挿入]ボタンをクリックし16行(「行15」まで)に、「列」のページでは9列(「列8」まで)にします。フォームに細かいグリッドが作成されます。
    フォームにグリッドを設定する
    フォームにグリッドを設定する
  4. 列の境界線をドラッグして、サイズを調節します。
  5. ツールボックスからLabelコントロールをセルにドラッグ&ドロップします。
    Labelコントロールをセルにドラッグ&ドロップ
    Labelコントロールをセルにドラッグ&ドロップ
  6. Labelコントロールの「AutoSize」プロパティを「False」にすると、Labelコントロールのサイズが自動的にセルにスナップされ、セル内に収まります。この状態で、グリッドの「行」の高さを変えると、自動的にLabelコントロールの高さも変化します。
    Labelコントロールがセル内に収まる
    Labelコントロールがセル内に収まる
    行の高さに応じてLabelコントロールの高さも揃えられる
    行の高さに応じてLabelコントロールの高さも揃えられる
  7. TextBoxコントロールの場合は、MultiLineプロパティを「True」にした複数行編集モードにすると、コントロールの高さを自由に設定できます。
    複数行編集モードのテキストボックスは高さを変えられる
    複数行編集モードのテキストボックスは高さを変えられる

 このように、レイアウトしたい位置にコントロールをツールボックスからセルにドラッグ&ドロップすれば、自動的に近傍のセルにスナップして配置されていきます。コントロールの場所を移動させたければ、そのままコントロールをドラッグするだけです。グリッドを使ったレイアウトは、とても素早くフォームをデザインできます。

作成した帳票形式のフォームと実行画面
作成した帳票形式のフォームと実行画面

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コードからグリッドにコントロールを追加する

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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