C1MainMenuコントロールについて
C1MainMenuコントロールは、Windowsフォームにメインメニューを表示するためのコントロールです。フォームに配置するとWindowsの通常のメインメニューと同様に、フォーム上部の横幅全体にメニューが配置されます。
C1MainMenuコントロールの概要
メニューの第一階層はメインメニューとなり、その下層にサブメニューやメニューコマンドがトレイ状に配置されます。
C1MainMenuコントロールにメニューを設定するには、専用のエディタを使用します。ここには、よく利用する一般的なメニューがあらかじめ用意されており、リストから選択するだけですぐに使えるようになっています。このメニューには、既にアクセスキーやショートカットキーが設定されており、アイコンまで備えているものがあります。もちろん、メニューは独自にカスタマイズすることもできます。
また、C1MainMenuコントロールには「サイドキャプション」機能があります。これは、メニューコマンドにラベルを付けるような機能で、メインメニューでは説明しきれない内容をキャプションで表示することが可能です。背景色をカスタマイズできる機能も持っており、よりユーザーフレンドリーなメニューを作成できます。
さらに、C1MainMenuコントロールには任意のコントロールを、メインメニューエリアに組み込むことができます。ボタンなどと組み合わせれば、メニューとツールバーを合体したようなUIを実現することもできます。
C1MainMenuコントロールの構成オブジェクト
C1MainMenuコントロールは、次の図のように複数のオブジェクトから構成されています。
C1MainMenuコントロールは、ベースに「C1CommandLink」というオブジェクトがあります。このオブジェクトは、C1Commandコンポーネントへのリンクとして機能します。このオブジェクトの上に、「C1Command」「C1CommandMenu」などのオブジェクトが配置されます。メニュー構築作業では、このオブジェクトを意識する必要はありません。
メインメニューは「C1CommandMenu」オブジェクトで、メニュー項目を表すコマンドリンクのコレクションを保持します。
メインメニューの下層に、サブメニューやメニューコマンドが配置されます。これらは「C1Command」というオブジェクトで表されます。各メニューコマンドをクリックしたときのデフォルトのイベントは「Click」です。処理を実行させたいときは、このイベントハンドラを利用します。
メインメニューに配置された任意のコントロールは「C1CommandControl」オブジェクトの上に配置され、C1MainMenuコントロールと任意のコントロールを関連付けます。各コントロールがクリックされた時の処理は、それぞれのコントロールのイベントハンドラを利用します。