チーム2 つぶやきクライアント
2番目に発表したチームもVoice APIを利用したアプリである。「素朴なアプリケーション」と開発チームは紹介したが、シンプルながらアイデアは面白い。複数のソーシャルサービス(Twitterとmixiのつぶやき)のタイムラインを混合して同時に表示するというクライアントだ。
Twitterとmixiのつぶやき両方にログイン(サービス認証)すると、両方のタイムラインからつぶやきを拾って、時系列に並べ替えて表示してくれる。それだけなのだが、つぶやきの中身や性質などから、サービスごとのユーザーの反応やつながり属性の違い、傾向が垣間見えたということだろうか。
時間内には完成しなかったが、Twitterとmixiのアカウントを名寄し、両方のアカウントを持っている場合はアイコンを重ね合わせて表示したり、自由に付けたニックネームで表示するといった機能も計画されていた。これが実現すれば、連携先のサービスを意識しない、仮想的なタイムラインが成立するのかと考えるとなかなか興味深い。
チーム3 青春チェッカー
3チーム目は、mixi Pluginを利用した写真共有サイトの実装である。それもただの写真ではなく「青春」を共有しようというコンセプトが面白い。事前に開催されたアイデアソンのプレゼンでは、この「青春チェッカー」が期待されるアプリとして最も票を集めた。
画像掲示板サイトとして単体で成立しており、PCにも対応しているが「街で見かけた青春!」を共有するコンセプトとしてはスマートフォンが主役だろう。実装はされなかったが、位置情報を取得して「青春はどこに存在するか?」がわかる仕組みも考えられていた。
街で見かけた青春をスマートフォンで撮影して、掲示板にアップ。それぞれの写真にソーシャルプラグインとして「イイネ!」ボタンが設置されており、クリックするとmixiチェックとして共有される。チェックボタンでなく、イイネ!を選んだのも秀逸だった。マイミクの誰がどの写真に青春を感じたか、どの写真がもっとも青春なのか、イイネ!数とアイコンでわかる。