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Webアプリケーションフレームワーク「Catalyst」入門

初めてのCatalyst入門(15)
Perl Catalystでメール送信を実装しよう

メール送信を便利にするビューモジュール

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メール本文テンプレート

 メール本文を作成するためのテンプレートファイルを見ていきましょう。特別な違いなどはありません。これまで何度も出てきたCatalyst::View::TTのテンプレートと同じです。

[リスト10]メール本文テンプレート(send2.tt)
お問い合わせ内容

題名:[% title %]

[% contents %]

サンプル実行

 準備ができたら組み込みサーバを起動し、次のアドレスにアクセスしてください。

http://<ホスト名またはIPアドレス><:Port>/contact

 ここで題名と本文を入力して、送信ボタンを押下すると、指定したメールアドレスにお問い合わせ内容がメールとして送信されます。

送信内容入力画面
送信内容入力画面

 Gmailで受信すると、次のようになります。

テンプレートを使用したメール受信例
テンプレートを使用したメール受信例

まとめ

 本記事では、メールを送信するためのビューモジュールを紹介しました。

 さて、足かけ2年にわたって続けてきたこの連載もようやく最終回となりました。この間のWebアプリケーションとしては、特に携帯電話をターゲットとしたソーシャルゲームが大きな流行になりましたし、世界に目を向ければTwitterやFacebookなども、皆さんが当たり前のように使っていることと思います。さらに、iPhoneやAndroidに代表されるスマートフォンの分野でも、独自アプリケーションからHTML5を利用したWebアプリケーションへの流れなどは目が離せません。

 Catalyst自身についても、5.90の足音が聞こえてきています。Webアプリケーションに求められる役割は増えてきており、さらに楽しい世界も多く待っています。Catalyst以外のWebアプリケーションフレームワークも、時代の要請に応える形で発展してきています。筆者自身も含めて、Webアプリケーションエンジニアとしては、勉強すべきことも増えてきていますが、それにもまして、ますます面白い世界が広がっていることにワクワクしています。

 また、東日本大震災ではWebサービスが情報共有などで有効に使用されました。今後もさまざまな分野でのWebアプリケーションと、それらを実現するWebアプリケーションエンジニアへの期待は高まってきていると思います。

 本連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。Catalystを使ううえで、少しでも皆様のお役に立てたでしょうか。色々至らない点も多かったと思います。またどこかでお会いしましょう。

参考資料

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 花田 善仁(ハナダ ヨシヒト)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/5970 2011/06/20 14:00

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