メール本文テンプレート
メール本文を作成するためのテンプレートファイルを見ていきましょう。特別な違いなどはありません。これまで何度も出てきたCatalyst::View::TTのテンプレートと同じです。
お問い合わせ内容 題名:[% title %] [% contents %]
サンプル実行
準備ができたら組み込みサーバを起動し、次のアドレスにアクセスしてください。
http://<ホスト名またはIPアドレス><:Port>/contact
ここで題名と本文を入力して、送信ボタンを押下すると、指定したメールアドレスにお問い合わせ内容がメールとして送信されます。
Gmailで受信すると、次のようになります。
まとめ
本記事では、メールを送信するためのビューモジュールを紹介しました。
さて、足かけ2年にわたって続けてきたこの連載もようやく最終回となりました。この間のWebアプリケーションとしては、特に携帯電話をターゲットとしたソーシャルゲームが大きな流行になりましたし、世界に目を向ければTwitterやFacebookなども、皆さんが当たり前のように使っていることと思います。さらに、iPhoneやAndroidに代表されるスマートフォンの分野でも、独自アプリケーションからHTML5を利用したWebアプリケーションへの流れなどは目が離せません。
Catalyst自身についても、5.90の足音が聞こえてきています。Webアプリケーションに求められる役割は増えてきており、さらに楽しい世界も多く待っています。Catalyst以外のWebアプリケーションフレームワークも、時代の要請に応える形で発展してきています。筆者自身も含めて、Webアプリケーションエンジニアとしては、勉強すべきことも増えてきていますが、それにもまして、ますます面白い世界が広がっていることにワクワクしています。
また、東日本大震災ではWebサービスが情報共有などで有効に使用されました。今後もさまざまな分野でのWebアプリケーションと、それらを実現するWebアプリケーションエンジニアへの期待は高まってきていると思います。
本連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。Catalystを使ううえで、少しでも皆様のお役に立てたでしょうか。色々至らない点も多かったと思います。またどこかでお会いしましょう。