SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azure AppFabric Cachingでスケールアウトを実現しよう

Windows Azure新機能チュートリアル(5)

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

AppFabric Cachingの管理

 サンプルプログラムの説明に先立って、AppFabric Cachingの管理について説明します。AppFabric Cachingの管理も通常のWindows Azureと同じく「管理ポータル」上で実施します。

 管理ポータルを開き、[Service Bus, Access Control & Caching]を選択すると、AppFabricツリーが表示されます。ツリーから[Caching]を選択するとCachingの管理画面となります(図3)。AppFabric Cachingの管理はこの画面を起点に行います。

図3 AppFabric Cachingの管理ポータル
図3 AppFabric Cachingの管理ポータル

サービス名前空間の作成

 AppFabric Cachingを利用するには、管理ポータルからサービス名前空間(Service Namespace)を作成する必要があります。ここでは、サービス名前空間の作成方法について説明します。

 リボンから[New Namespace]ボタンをクリックします。サービス名前空間の作成ダイアログが表示されるため、必要な情報を入力し、[Create Namespace]ボタンをクリックします(図4)。

図4 サービス名前空間の作成
図4 サービス名前空間の作成
  1. Available Serviceから[Cache]チェックボックスを選択します。アクセスコントロールやサービスバス用のサービス名前空間も同時に作成できますが、今回は作成しません(*1)。
  2. AppFabric Caching用のサービス名前空間を入力します。Azureサービス全体で一意でなければなりません。[Check Availability]ボタンをクリックして、「Available」と表示されれば作成可能です。また、Country/Regionには、利用するホスティングサービスと同じ場所を指定します。異なる場所に作成すると別データセンターとなるため、キャッシュとして速度が出ないばかりか、データ転送料金がかかってしまうため注意が必要です。
  3. [Cache Size]リストボックスから利用したいサイズを選択します。前述通り、128MB/256MB/512MB/1GB/2GB/4GBまでの間で選択可能です。
*1

 サービスバスのサービス名前空間を作成すると、別途課金が発生する場合があるため注意してください。

 しばらくして、Status欄がActiveになれば作成完了です(図5)。

図5 サービス名前空間作成後の状態
図5 サービス名前空間作成後の状態

次のページ
サービス名前空間の削除

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Windows Azure新機能チュートリアル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6007 2011/07/05 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング