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Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azure AppFabric Cachingでスケールアウトを実現しよう

Windows Azure新機能チュートリアル(5)

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サービス名前空間の削除

 サービス名前空間の削除方法は、リボンから[Delete Namespace]ボタンをクリックします。削除確認のダイアログが表示されるため、[OK]ボタンをクリックして削除します(図6)。

 課金については後述しますが、現在のところAppFabric Cachingは無料で利用できます。ただし将来課金されないためにも、不要なサービス名前空間を削除しておきましょう。

図6 サービス名前空間の削除
図6 サービス名前空間の削除

課金とサイジング

 CTP期間中は無料だったAppFabric Cachingですが、正式版からは課金が始まります。Azureコンピュートやストレージのように従量課金ではなく、作成したキャッシュ容量による課金となります(表1)。ただし、2011年8月1日以前は課金されません。また、MSDNの特別サブスクリプションプランには、128MBのCachingが付属しています。

表1 課金表
キャッシュ容量 月額(米ドル) 月額(日本円)
128MB $45.00 ¥3,933.45
256MB $55.00 ¥4,807.55
512MB $75.00 ¥6,555.75
1GB $110.00 ¥9,615.10
2GB $180.00 ¥15,733.80
4GB $325.00 ¥28,408.25

 AppFabric Cachingの管理ポータルからサービス名前空間のプロパティが確認できます。その項目の中に、現在の使用サイズ、今月の最大使用サイズ、過去一年の最大使用サイズが存在します(図7)。これらを参考にして、実際に課金されるまでの間の使用量を観測し、キャッシュ使用量の見積もりに使えるでしょう。

図7 サービス名前空間のプロパティ(管理ポータル)
図7 サービス名前空間のプロパティ(管理ポータル)

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ASP.NETセッションプロバイダーとしての利用

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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