デスクトップとモバイルの双方に対応できる総合力
Caedeの競合製品と、それらに対する強みを教えてください
小段氏
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まず、ひとつの言語で完結するという点が挙げられます。従来の手法では、HTML5やCSS3、JavaScriptなど、様々な言語の習得が必要になり、最先端の技術をすべて取り入れようとするとハードルが高くなってしまいます。CaedeとCurlなら、Curl言語だけでデザインおよび画面・ロジックの開発ができるため、学習面でのハードルやコストも抑えることができます。
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福田氏
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開発者視点でいえば、例えばJavaScriptは動的な言語で、デバッグしづらいという面があります。特にボリュームのあるアプリケーションを作るときには、設計のしやすさに限界があります。一方、Curlは静的な言語であり、Javaと同じようにクラスの設計ができます。また、IDEなどを使って生産性をサポートでき、開発者にメリットがある言語といえます。
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菅原氏
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Curlの統合開発環境である「CDE」も、今後Caedeに対応していきます。CDE上にも、Caedeでアプリケーションを作る際にサポートする機能も搭載する予定です。専用ツールによりデバッグもしやすく、生産性の向上が見込めるでしょう。
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岡田氏
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また、Caedeにはエミュレータを搭載する予定であり、ツール内でAndroidとiOS双方の実機での表示を確認することができます。開発から検証までWindows上で完結できることも、メリットといえるでしょう。
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スターン氏
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現在、HTML5が次世代インターネットといわれていて、開発にはCSSやJavaなども関連してきます。モバイル開発では、メインのエリアとして画面を作るという作業があります。画面にはいくつもの要素があって、それぞれのファイルをいじっていく必要があります。そのためのツールもありますが、HTMLではまだまだ難しく、開発コストがかさむ要因になっています。Curlでは、画面を作成する様々な要素をひとつで完結できるようにしていきたいと考えて開発しています。
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岡田氏
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モバイル開発には様々な製品があり、どういう環境がいいかユーザーが迷っている状態だと思います。これはちょうど、RIAが出てきた時ど同じような状態だと感じています。業務システムを作る際、いくつかの技術を組み合わせなければならない、様々なことを覚えなければならないというのは開発者の負担も大きくなってしまいます。こうした開発をひとつのプラットフォームで実現できるという製品はよくありますが、Caedeではプラットフォームだけでなく、言語もひとつ学ぶだけで済みます。
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