(3)play start
「play run」を実行すると開発モードで起動されます。開発モードの場合は、リクエストが来るたびに変更のあったコードを再コンパイルし、即座にアプリケーションを動作させることができます。コンパイルエラーが発生した場合は、エラーの内容をブラウザ上に表示してくれます。
本番モードで起動する場合は、「play start」で起動します。
開発モードの時と同様にhttp://localhost:9000/にアクセスします。
「Your new application is ready.」というメッセージが表示されました。これが本番モードの画面です。
「play start」で起動した場合も、「play run」で起動した時のようにコンソールで標準出力をモニタリングできます。「Ctrl+D」で、コンソールが終了しますが、サーバのプロセスはバックグラウンドで実行され続けます。
停止するには、「taskkill /F/ PID XXXX」を実行し、実行時に表示されたプロセスをKillします。
(4)play stage
「play start」で起動した場合、コマンドプロンプト上で対話的にアプリケーションが起動され、プロセスを切り離すためには「Ctrl+D」をタイプすることが必要になります。このため、デプロイを自動化する場合は、「play stage」を使ってアプリケーションを準備します。
「target\universal\stage\bin」ディレクトリ配下に「techapp.bat」というファイルが作成されていますので、実行します。
バッチファイルから簡単にアプリケーションを起動できるようになりました。再生成する場合は「play clean compile stage」を実行します。
(5)play dist
スタンドアロンで実行できるアプリケーションを作成するには、「play dist」を実行します。実行すると、「C:\pleiades\work\techApp\target\universal\techApp-1.0-SNAPSHOT.zip」が作成されます。zipの中身は以下のように構成されており、アプリケーションの実行に必要なすべてのライブラリが「lib」フォルダに格納されています。
techApp-1.0-SNAPSHOT ├─bin …… アプリケーション起動バッチ「techapp.bat」 ├─conf …… 設定ファイル「application.conf」 ├─lib …… jarファイル └─share └─doc …… ScalaDoc
「bin/techapp.bat」から、アプリケーションを実行することができます。