実行して動作を確認
それでは実行ボタンを押してWebアプリを起動してみましょう。トップページが表示されたら、Aboutリンクをクリックして「http://localhost:8080/Home/About」に遷移します。まだこの時点では、Google側で許可をしていないため、「https://accounts.google.com/o/oauth2/auth」というURLにリダイレクトされ、次のページが表示されます。
ここでは、APIを作成した管理ユーザーでログインしていますが、使用するビューIDの表示権限があるユーザーであれば問題ありません。Googleアカウントでログインした後、アプリケーションによる許可を求める画面が表示されます。
このページでは、Cloud Consoleで設定した内容が表示されていることが確認できます。今回のスコープはGoogle Analyticsの表示権限(AnalyticsService.Scope.AnalyticsReadonly)なので、その旨が表示されています。また、一度承認したアクセス認可を取り消す場合は、Googleアカウントの管理画面から許可の削除が可能です。
承認ボタンを押下すると、アクセスした元ページ「http://localhost:8080/Home/About」で、Google Analytics APIの取得結果が表示されます。ここでは、ページビューの多かった順にページタイトルが表示されていることが分かります。
まとめ
以上、本記事では、Google APIを利用するための準備、ASP.NET MVCにおけるOAuth2の接続方法、Google Analytics APIを用いたリクエストの取得まで紹介しました。.NET API Client Libratyはベータ版で発展途上のAPIですが、多様なGoogleのサービスを簡単に活用することができますので、一度試してみてはいかがでしょうか。