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ASP.NET MVCからGoogle Analytics APIを使用する

.NETからGoogle Analytics APIを呼び出し、データを取得する

ASP.NET MVCからGoogle Analytics APIを使用する(後編)

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実行して動作を確認

 それでは実行ボタンを押してWebアプリを起動してみましょう。トップページが表示されたら、Aboutリンクをクリックして「http://localhost:8080/Home/About」に遷移します。まだこの時点では、Google側で許可をしていないため、「https://accounts.google.com/o/oauth2/auth」というURLにリダイレクトされ、次のページが表示されます。

Googleのログイン画面
Googleのログイン画面

 ここでは、APIを作成した管理ユーザーでログインしていますが、使用するビューIDの表示権限があるユーザーであれば問題ありません。Googleアカウントでログインした後、アプリケーションによる許可を求める画面が表示されます。

Googleによる許可を求める画面
Googleによる許可を求める画面

 このページでは、Cloud Consoleで設定した内容が表示されていることが確認できます。今回のスコープはGoogle Analyticsの表示権限(AnalyticsService.Scope.AnalyticsReadonly)なので、その旨が表示されています。また、一度承認したアクセス認可を取り消す場合は、Googleアカウントの管理画面から許可の削除が可能です。

アカウント管理画面からアクセス許可を取り消すことができる
アカウント管理画面からアクセス許可を取り消すことができる

 承認ボタンを押下すると、アクセスした元ページ「http://localhost:8080/Home/About」で、Google Analytics APIの取得結果が表示されます。ここでは、ページビューの多かった順にページタイトルが表示されていることが分かります。

Google Analyticsの情報をAPI経由で取得できている
Google Analyticsの情報をAPI経由で取得できている
APIで取得した内容が、Google Analyticsの管理画面と同じことを確認
APIで取得した内容が、Google Analyticsの管理画面と同じことを確認

まとめ

 以上、本記事では、Google APIを利用するための準備、ASP.NET MVCにおけるOAuth2の接続方法、Google Analytics APIを用いたリクエストの取得まで紹介しました。.NET API Client Libratyはベータ版で発展途上のAPIですが、多様なGoogleのサービスを簡単に活用することができますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

参考資料

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ASP.NET MVCからGoogle Analytics APIを使用する連載記事一覧
この記事の著者

WINGSプロジェクト 青木 淳夫(アオキ アツオ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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