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データベースのデータをもとに帳票を作成し、サーバーで共有もできる.NETアプリケーションの作成

ActiveReports for .NET 9.0Jを活用したWindowsフォームアプリケーションの作成

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ページレポートとActiveReports Serverを使ったアプリケーションの作成

 では、さっそくアプリケーションを作成していきましょう。今回は、ページレポートのレイヤー機能を使い、簡単な給与明細書を作成するアプリケーションを作ってみます。

 給与データはSQL Serverで作成されており、ここから支給・控除の明細データを取出し、1人ずつ給与明細書を作成します。データベースのデータは説明を分かりやすくするために、支給額等はすでに計算されて格納されているものを使用します。

 このサンプルアプリケーションを作成する前に、SQL Server用のデータベース「給与明細」をSQL Serverで使えるように設定してください。

作成する給与明細書作成アプリケーション

作成する給与明細書作成アプリケーション

レポートの作成とデータ連結

 まずはレポートを作成します。今回作成するのはページレポートで、一人一人のデータを単票で表示するレポートを作成します。

 (1)プロジェクトのコンテキストメニューから「追加」-「新しい項目」を選びます。

「追加」-「新しい項目」を選ぶ
「追加」-「新しい項目」を選ぶ

 (2)テンプレートの一覧が表示されますので、「ActiveReports 9.0Jページレポート(XML)」をクリックし、名前はデフォルトのまま「追加」ボタンをクリックします。

「ActiveReports9.0Jページレポート(XML)」をクリック
「ActiveReports9.0Jページレポート(XML)」をクリック

 (3)Visual Studioにページレポートデザイナが表示されます。

ページレポートデザイナが表示される
ページレポートデザイナが表示される

 (4)Visual Studioのツールバーにある「レポートエクスプローラ」ボタンをクリックします。

「レポートエクスプローラ」ボタンをクリック
「レポートエクスプローラ」ボタンをクリック

 (5)「レポートエクスプローラ」が開きますので、「データソース」のコンテキストメニューから「データソースの追加」ボタンをクリックします。

「データソースの追加」ボタンをクリック
「データソースの追加」ボタンをクリック

 (6)「レポートデータソース」ダイアログが開きますので、「サーバー名」を入力し、認証を選択してデータベース名「給与明細」をクリックし、OKボタンをクリックします。

データベース名「給与明細」をクリック
データベース名「給与明細」をクリック

 (7)レポートエクスプローラにデータソースが設定されていますので、この上で右ボタンをクリックしてコンテキストメニュー「データセットの追加」をクリックします。

コンテキストメニュー「データセットの追加」をクリック
コンテキストメニュー「データセットの追加」をクリック

 (8)データセットダイアログが表示されますので、「クエリ」タブをクリックします。そして、鉛筆アイコン「クエリデザイナで編集する」をクリックします。

鉛筆アイコン「クエリデザイナで編集する」をクリック

鉛筆アイコン「クエリデザイナで編集する」をクリック

 (9)クエリデザイナが表示されますので、左ペインの「給与明細」を展開し、次の順番でフィールド名をダブルクリックします。自動的に右の「選択したフィールド」欄に、ダブルクリックしたフィールドが入力されていきます。

  • 氏名
  • 本給
  • 家族手当
  • 住宅手当
  • 休日出勤手当
  • 時間外手当
  • 支給合計
  • 所得税
  • 地方税
  • 健康保険料
  • 雇用保険料
  • 厚生年金保険料
  • 控除合計
  • 差引支給額
左ペインの「給与明細」を展開し、次の順番でフィールド名をダブルクリック
左ペインの「給与明細」を展開し、次の順番でフィールド名をダブルクリック

 (10)フィールドが転送できたら「実行」ボタンをクリックします。下にある「結果」欄にクエリ結果が表示されます。

「実行」ボタンをクリックすると、「結果」欄にクエリ結果が表示される
「実行」ボタンをクリックすると、「結果」欄にクエリ結果が表示される

 (11)クエリデザイナの「保存」ボタンをクリックします。

「保存」ボタンをクリック
「保存」ボタンをクリック

 データセットダイアログに戻りますので、OKボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

 (12)レポートエクスプローラにデータセットが追加されています。展開してフィールドが設定されていることを確認します。

データセットを展開してフィールドが設定されていることを確認する
データセットを展開してフィールドが設定されていることを確認する

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ページレポートのデザイン

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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