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Bluemixではじめてみよう! 「IoT→クラウド」データ活用アプリケーション開発(AD)

IoTセンサーデータを使ったD3.jsによるグラフ化と機械学習モデルによる故障予測

Bluemixではじめてみよう! 「IoT→クラウド」データ活用アプリケーション開発 【第3回】

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「IoTデバイスのデータを受信してデータベースに保存する」アプリケーション(続き)

アプリケーション本体の作成(続き)

④ output >「debug」ノード

デフォルトのままでOKです(画面11はデフォルト値)。

  • Output: message property
    msg.payload
  • to: debug tab
画面11:output >「debug」ノードの設定。デフォルトのままでOK
画面11:output >「debug」ノードの設定。デフォルトのままでOK
⑤ storage >「cloudant」ノード

cloudantノードには2種類ありますが、ここは端子が1つだけのものを使います。

  • Service: 自動で割り振り(「作成したアプリケーション名-cloudantNOSQLDB」という形式)
  • Database: 任意の名前。必須(画面7では「codezinedemodb2」)
  • Operation: insert
  • 「Only store msg.payload object?」にチェック
  • Name: 任意(画面7では「cloudantDB」)

Database欄には、本来であればBluemixのサービスとして提供されているCloudantのデータベースを作成して、その名前を指定しますが、ここで指定することで後ほど(Deploy実行時)アプリケーション用のデータベースが新規に作成されます。

画面12:⑤ storage >「cloudant」ノードの設定
画面12:⑤ storage >「cloudant」ノードの設定

ここまで入力・確認できたら、フローエディター画面右上の「Deploy」ボタンを押すと、アプリケーションがビルドされてサーバー上にデプロイされます。現時点では、UIがないのでサーバー上でバックエンド処理を行うアプリケーションということになります。

「Deploy」ボタンを押してしばらく待つと、デプロイ成功のメッセージが表示されます(画面13)。

画面13:デプロイ成功のメッセージが表示
画面13:デプロイ成功のメッセージが表示

動作確認

デプロイが成功したら、動作確認を行います。debugノードの右側にあるタブのようなスイッチでデバッグ出力のON/OFFを切り替えることができます。デバッグ出力をONにして、フローエディター右側の「debug」タブを選択すると、デバッグメッセージが表示されます(画面14)。

画面14:デバッグ出力の切り替えとデバッグメッセージの表示
画面14:デバッグ出力の切り替えとデバッグメッセージの表示

IoTセンサーシミュレーターのウィンドウで気温・湿度・機器温度を変更すると、デバッグ出力されている値も変更されていることが確認できると思います。ただし、このアプリケーションではセンサーデータを1分ごとに受け取るようにしている(delayノードの処理)ことに注意してください。

デバッグメッセージの確認が終わったら、デバッグ出力をOFFにしておきましょう。また、「debug」タブのゴミ箱アイコンをクリックすると「debug」タブをクリアすることができます(画面15)。

画面15:「debug」タブのクリア
画面15:「debug」タブのクリア

センサーデータをアプリケーションが受け取っていることが確認できたので、次はデータベースへ保存されていることを確認します。

Bluemixのコンソール画面を開き、上部のメニューから「ダッシュボード」をクリックし、現在作成したアプリケーションを選択すると次の画面に移るので「Cloudant NoSQL DB」をクリックします(画面16)。

画面16:Bluemixのコンソール画面で「Cloudant NoSQL DB」をクリック
画面16:Bluemixのコンソール画面で「Cloudant NoSQL DB」をクリック

Cloudantインスタンスの画面が表示されるので、今回作成したアプリケーション名が表示されていることを確認して、右側の「LAUNCH」ボタンをクリックします(画面17)。

画面17:アプリケーション名を確認して「LAUNCH」ボタンをクリック
画面17:アプリケーション名を確認して「LAUNCH」ボタンをクリック

別ウィンドウでCloudant Dashboard画面が開きます。先ほどフローエディターで設定した名前のデータベース(ここではcodezinedemodb2)があるので、それをクリックします(画面18)。

画面18:フローエディターで設定した名前のデータベースをクリック
画面18:フローエディターで設定した名前のデータベースをクリック

開いた画面で、Cloudantの各データベースに格納されているデータやインデックスを確認できます。画面右側には、格納されているデータが一覧で表示されています。各データの右端にある「Edit document」とツールチップ表示されるペンのアイコンをクリックすると、各データの内容を確認できます(画面19)。

画面19:Cloudantのデータベースに格納されているデータを確認する
画面19:Cloudantのデータベースに格納されているデータを確認する

画面20のように各データの内容が表示されます。Debugタブに出力されていたのと同様、name、timestamp、temp、humidity、objectTempが含まれていればOKです。

画面20:設定したデータベースに保存されているデータの内容
画面20:設定したデータベースに保存されているデータの内容

ここまでで、第1段階の「IoTデバイスのデータを受信してデータベースに保存する」アプリケーションは終了です。

IoT成功のカギを握る:データ管理・分析クラウドサービスのご紹介

現象をデータ化するセンサーやデバイスに注目が集まりがちなIoTですが、価値を生むのはデータ化したその後の処理です。

「多数のセンサー、デバイスからインターネット経由で送信されてくるJSONデータを効率よく保管する」
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こうしたIoTが価値を生むためのサービス・製品がIBMにあります。ぜひ、下記の資料をご覧ください。(編集部)

次のページ
「蓄積されたデータおよび随時更新されるデータをグラフとして可視化する」アプリケーション

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この記事の著者

大田尾 一作(株式会社DTS)(オオタオ イサク)

株式会社DTS イノベーション推進部在籍。業務内容は、FintechやIoT、AIといった新しい領域でのビジネスを推進するための調査・研究。日本Seleniumユーザーコミュニティに参加。   

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/9354 2016/07/08 14:48

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