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キーパーソンインタビュー(AD)

新しいJavaは言語として大きな進化を遂げた――Java SE/ME/EE、DevOpsなどエンタープライズJavaの現在を聞く

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エンタープライズJavaにおけるマイクロサービスとDevOps

 ――Java開発において、今話題のマイクロサービスやDevOpsはどのように取り入れられるのでしょうか。

 マイクロサービスでは、複数のサービスを連携させて一つの機能を提供します。ひとつひとつのサービスの粒度は小さく、自由な発想で簡単に開発・デプロイでき、必要に応じてすぐに別のものと差し替えられるといった特徴があります。一方、Java EEは企業システムをいかに安定して運用するか、システムに必要な品質を確保するかを重視したプラットフォームであると言えます。

 しかし、Java EEを含むエンタープライズJavaの中で、このような新しい潮流であるマイクロサービスに対し、オラクルはどのような取り組みを行うか、検討をしています。5月24日に開催される「Java Day Tokyo 2016」の基調講演では、Java開発におけるマイクロサービスの実現についても話される予定で、他にもJavaでマイクロサービスを開発・運用した事例についてのセッションもあります。

 また、DevOpsには多くのJavaエンジニアが関心を寄せています。2015年にサンフランシスコで開催されたJavaOneでも、DevOpsに関するセッションが数多く見られました。DevOpsを実践する場合、CI(継続的インテグレーション)/CD(継続的デリバリー)により、開発、テスト、デプロイを細かい機能単位で繰り返し実現していきます。たとえば、UI/UXの強化、サービスのバージョンアップ、バグの修正など、規模が小さく短期間でのリリースが求められる場合に適した手法と言えるでしょう。

 ただし、DevOpsを適用できるかどうかはシステムによります。Java EEベースの大規模システムですべてにCI/CDを適用すると、かえって負荷が大きくなることも考えられます。Webの画面やサービスなど比較的軽量な部分にCI/CDを適用したイテレーティブな手法で開発するなど、適材適所でDevOpsを実践していくことをお勧めします。

最新動向、ロードマップ、活用事例やヒントなどJavaに関するあらゆる情報が集約―「Java Day Tokyo 2016」開催

 ――今までお話いただいたようなJavaの最新トピックや事例が「Java Day Tokyo 2016」で聞けるそうですね。今回の見どころについて教えていただけますか。

 日本オラクルは、Javaの最新動向やロードマップをはじめ、Javaに関するあらゆる情報を共有する場として毎年「Java Day Tokyo」を開催しています。

Java Day Tokyo 2016
Java Day Tokyo 2016

 4回目となる「Java Day Tokyo 2016」のテーマは「Innovate, Collaborate, with Java―創り出す力、Javaとともに」。Innovateには「JavaとJava以外のテクノロジーを組み合わせて何ができるかを考えよう」、Collaborateには「そこから生まれたメリットを、ひとりではなくJavaコミュニティのみんなで享受しよう」というメッセージが込められています。

 「Java Day Tokyo 2016」では、Java SE 9、Java EE 8をはじめ、Javaに関する最新動向を概観する基調講演のほか、次期バージョンの重要機能、Javaテクノロジーの活用例、最新事例、そしてIoT、マイクロサービス、DevOpsなど、Java Day Tokyoならではの話題のセッションを数多く展開します。

 デベロッパー、アーキテクトなどJavaに関わるすべての方、これからJavaを始めたい方に、Javaの今、そしてこれからを知り、体験できる濃密な1日をご提供します。ぜひとも会場にお運びください。ご来場をお待ちしております。

 日本オラクルでは、Javaに関する情報をWebサイトで積極的に発信しています。また、FacebookおよびTwitterではJava Day Tokyoに関する情報発信を行っています。ぜひ、ご参照ください。

Java Day Tokyo 2016

  • 開催日時:2016年5月24日(火)9:30~20:00
  • 主催:日本オラクル株式会社
  • 会場:東京マリオットホテル
  • 詳細・申し込み
  • お問い合わせ:Java Day Tokyo事務局(info-javaday_jp@oracle.com)

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この記事の著者

坂井 直美(サカイ ナオミ)

SE、通信教育講座の編集、IT系出版社の書籍編集を経てフリーランスへ。IT分野で原稿を書いたり編集したり翻訳したり。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/9424 2016/05/18 14:17

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