こんにちは、dotstudio株式会社でデザイナーをしているちゃちゃまる(@chachmaru)です。
最近流行りの電子工作に興味はあるのですが、ワイヤーがたくさんはんだ付けされていて難しそう、と思ってしまいなかなか手が出せませんでした。
そんなときおすすめしたいのが、中国のメーカー「Seeed Studio」製の「Seeeduino」というマイコンボード。僕のような初心者でも簡単に、そして手頃に遊ぶことができたので、今回はこのSeeeduinoを紹介していきたいと思います。
Seeeduinoの親、「Arduino」
いきなり紹介に入る前に、少し概要から説明したいと思います。
Arduinoとは
Arduinoは、マイコンボードやArduino言語、またそれの統合開発環境などを含めたシステムのことを指します。安価にロボットのプロトタイプを製造できるよう、2005年にイタリアで考案されました。オープンソースハードウェア(設計や実装などの情報が無料で公開されているハードウェア)であり、最近流行りの「IoT」(Internet of Things:モノのインターネット)におけるデバイスの一つとして注目を浴びています。
色々なArduinoの種類
Arduinoボードには、誰でも簡単に使える「Arduino UNO」や、小型版の「Arduino Mini」や「Arduino Nano」など、たくさんの種類があります。また上記でも述べたとおり、Arduinoの情報は全て公開されているので、第三者がArduinoチームの作ったマイコンボードに変更を加えて売ることも可能です。そのたくさんあるArduinoボードやArduino派生ボードの中の一つがSeeeduinoという訳です。
誰でも簡単に使えるSeeeduino
こちらが今回紹介するSeeeduino。Arduinoボードは青いのですが、それとは対照的に赤色と黄色になっています。
Seeeduino
- 正式名称:Seeeduino v4.2(しーでゅいーの)
- 電源供給方式:Micro USB
- サイズ:53.4mm x 68.6 mm
- 重さ:26g
- Groveポート:3
- デジタルピン:14
- アナログピン:6
初心者に優しいGrove
Seeeduinoのおすすめポイントは、なんといってもGrove端子です。Groveとは、Seeeduinoを製造している中国のメーカーSeeed Studioが作ったコネクタの種類です。Grove規格では4本のワイヤーをひとつにまとめてモジュール化しているため、はんだ付けなどは必要なく、直感的にボタンやセンサーなどを取り付けることができてしまいます。
ではさっそく、ハードウェアにおける「Hello World」であるLチカ(LEDをチカチカさせる)をやってみます。