SlackBotを作成するための前準備(2)
SlackのAPIトークンの取得について(2)
[2]APIトークンの取得
今回は短い手順で実行できるように「Tokens for Testing and Development」を使用します。
Slack Web APIのサイトにアクセスし、「Generate test tokens」をクリックします。
ページ遷移すると下記の画面が表示されます。「Create token」を選択すると「none」の部分にAPIトークンが作成されます。
このAPIトークンを用いて、Botが反応するチャネルとBotとして指定するユーザーを取得します。
[3]画像の設定
Botに画像を設定したい場合はBot Usersを作成してそれに画像を設定します。あらかじめ設定されている画像で十分な方はここを読み飛ばしてください。
まず、Bot Usersのサイトにアクセスしてください。「creating a new bot user.」をクリックしすると、下記のようなBotのユーザー名を設定する画面に遷移します。このユーザー名は他のユーザーと重ならないようにする必要があります。ユーザー名を決めたら「Add bot integration」をクリックしてください。Botとなるユーザーが作成されます。
下記のBot設定画面に遷移するので、「Customize Icon」部分に今回使用したい画像を設定します。注意点としては、APIトークンがこの画面でも確認できますが、使用しないのでここでは無視してください。
[4]ユーザーの情報を取得する
先ほど設定した画像の情報を取得したい場合は、まずユーザーの情報を取得する必要があります。
https://slack.com/api/users.list?token={先ほど取得したAPIトークン}
JSON形式で各ユーザーの情報が下記のように取得できます。
: { "id":"{ユーザーの環境に依存}", : "image_48":"{ユーザーの環境に依存}", : }, :
ここで、Botに使用したい画像のリンクをメモしておきます。「image_48」のリンクがそれに該当します。このリンクは後ほどBotの設定をする際に使用します。
[5]チャネルの作成
チャネルの作成は簡単にできます。
Slack上の「CHANNELS」の上図の赤で囲った部分をクリックします。
すると、上図の画面に遷移します。設定が必要な項目は以下の通りです。
- Public or Private:登録ユーザーすべてに公開するか公開しないか
- Name:チャネルの名前
- Purpose:チャネルの目的
- Send invites to:どのユーザーをチャネルに誘うか
これらを設定後「Create Channel」を押すと、チャネルが作成できます。
[6]チャネルの情報を取得する
次に、チャネルの情報を取得します。この情報はチャットボットとやり取りするための専用チャネルを指定するために使用します。
https://slack.com/api/channels.list?token={先ほど取得したAPIトークン}
以下のように、ユーザー情報と同じJSON形式で値を取得できます。Botに対応するチャネルを設定するため、Botに反応させたいチャネル名を"name"の部分で確認し、そのidをメモしておきます。
: { "id":"{ユーザーの環境に依存}", "name":"{ユーザーの環境に依存}", : }, :