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UWPアプリ開発に必携のコンポーネントライブラリー「ComponentOne Studio」(AD)

WindowsアプリでバーコードやQRコードを簡単出力! BarCodeコントロールをWindows Forms/WPF/UWPで使ってみる

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 QRコードやバーコードを出力するニーズは、ますます高まっています。アプリに表示するだけでなく、画像やPDFなどに出力したり印刷したりといった要求もあるでしょう。ComponentOneのBarCodeコントロールを使えば、そういったWindowsアプリが簡単に実現できます。

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はじめに

 バーコードは、以前から業務アプリでは求められてきました。商品の一覧表にはJANコードなど、宛名印刷には郵便番号バーコードといったように。加えてこの頃はQRコードが普及してきて、QRコードで印刷されたWebサイトのURLを広告や名刺などに見かけることも多くなりました。

 QRコードは「2次元バーコード」の一種です。例えばこの記事のURLをQRコードで表すと、次の画像になります。対して、従来のバーコードは「1次元バーコード」と呼びます。

この記事のURLを表しているQRコード
この記事のURL(https://codezine.jp/article/detail/10975)を表しているQRコード

 ComponentOneのBarCodeコントロールは、1次元バーコード/2次元バーコードのほとんどをサポートしていて、しかも簡単に使えます。UIフレームワーク(プラットフォーム)も、Windows Forms/WPF/UWPをサポートしています。

 本稿では、WindowsアプリでComponentOneのBarCodeコントロールを使う方法を解説していきます。UWPをメインにしますが、Windows FormsとWPFも扱います。画面に表示する方法だけでなく、画像ファイルへの保存や、PDFやExcelへの出力も説明します。

対象読者

  • Windows用のアプリを作っている開発者

必要な環境

 Windows Forms用/WPF用のBarCodeコントロールは、Windows 7以降+.NET Framework 4.5.2以降で動作します。UWP用のものは、Windows 10で動作します。

 サンプルコード(GitHub)をそのまま試すには以下の環境が必要です。

  • Windows 10 1803以降
  • Visual Studio 2017 Version 15.7以降(無償のCommunity Editionで可)
  • 最新のUWP用Windows 10 SDK

どんなコントロールなのか?

 ComponentOneのBarCodeコントロールは、プロパティを設定するだけでさまざまなバーコードをひとつのコントロールで表示できます。

 例えば、CodeTypeプロパティにQRCodeと指定すれば、Textプロパティに設定した文字列をQRコードにして表示してくれます(次の画像、UWPとWindows Formsの例)。

QRコードの表示例(UWP)
QRコードの表示例(UWP)
QRコードの表示例(Windows Forms)
QRコードの表示例(Windows Forms)

 そのほかのバーコードでも同様です。例えば、次の画像はCodeTypeプロパティにJapanesePostalを指定して日本の郵便番号バーコードを表示しています(WPFの例)。海外でも販売している製品で日本の郵便番号バーコードをサポートしているのはグレープシティならではでしょう。

日本の郵便番号バーコードの表示例(WPF)
日本の郵便番号バーコードの表示例(WPF)

 BarCodeコントロールは、ほかのコンテナコントロールの中にも表示できます。次の画像は、FlexGridコントロールの中にJANコード(ここではISBNコード)を表示した例です(UWP)。

FlexGrid内にJANコードを表示した例(UWP)
FlexGrid内にJANコードを表示した例(UWP)

 また、BarCodeコントロールは、表示しているバーコードを画像ファイルに保存できます。冒頭に示したQRコード(この記事のURL)は、そのようにして作成したものです。

 さらには、ComponentOneのほかのコンポーネントと組み合わせることで、ExcelファイルやPDFファイルにバーコードを出力することもできます(次の2つの画像)。

Excelファイルに出力した例(Excelで表示)
ISBNコード順にソートしてからExcelファイルに出力した例(Excelで表示)
PDFファイルに出力した例(Edgeで表示)
価格順にソートしてからPDFファイルに出力した例(Edgeで表示)

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この記事の著者

biac(ばいあっく)

HONDA R&Dで自動車の設計をやっていた機械屋さんが、技術の進化スピードに魅かれてプログラマーに。以来30年ほど、より良いコードをどうやったら作れるか、模索の人生。わんくま同盟の勉強会(名古屋)で、よく喋ってたりする。2014/10~2019/6 Microsoft MVP (Windows Devel...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/10975 2019/11/10 21:54

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