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『カイゼン・ジャーニー』『チーム・ジャーニー』トークイベント

現場で起きた「カイゼン」とは?『カイゼン・ジャーニー』『チーム・ジャーニー』LT大会レポート

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チーム・ジャーニー編

7. オダナカイクオ 「チームでチーム・ジャーニーを読む」

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チーム・ジャーニーLTこけらおとし

 後半はいよいよチームジャーニー編。市谷さん曰く、『チーム・ジャーニー』のLT大会はこれが初めてとのことでした。つまり、この話がチーム・ジャーニーLTの記念すべき一回目となりました。

読書会を通したチームビルディング

 毎週30分、1話ずつチームで読み進め、5か月間かけてチームジャーニーを読み切りました。コロナ禍の影響を受け、途中リモートでの開催に移行するなど紆余曲折ありましたが、その中でチームは「チームとは何か」を知り、「チーム・ジャーニー」を軸にした対話を通してチームになっていきました。

チームで、『チーム・ジャーニー』を読んだ。チームで、チームになっていった。

 チームからエースが離れた時期に『チーム・ジャーニー』が発刊されたことが、「チームで『チーム・ジャーニー』を読む」という活動の大きなきっかけとなりました。スキルセット、マインドセット、そしてチームワーク。5か月間かけて「チームとは何かをだいぶ知った」チームは、『チーム・ジャーニー』の読書会を通して「チーム」になっていきました。

8. シオバラヒロシさん 「チームファーストから、コロナ de 帝国の逆襲」

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コロナ禍が生み出したチームの分断

 これまでのDevLOVEでもチームのカイゼンについて話してきた塩原さん。

 そのときのチームの課題を解決するためにカンバン、ふりかえり、朝会、ペアプロなどを導入しカイゼンしてきたチームは、コロナ禍で「チームの分断」という課題に直面します。

 メンバーの孤立、POとの分断、スプリントごとに変化する要求…結果として遅れていくスケジュール。今回のコロナ禍で初めてリモートワークを採用したという現場では、多かれ少なかれこういった問題に直面しているのではないでしょうか。

タスクファーストでスケジュールは死守。しかし……

 チームの動き方をタスクファーストに定めたことで、なんとかプロダクトはリリースできました。けれども、できあがったものにはPOとの齟齬がたくさん。ユーザビリティにも疑問が残り、なによりメンバーたちは疲れ果ててしまいました。

POと「密です!」

 カイゼンを繰り返してきた塩原さんのチームは、この経験をバネにさらなる変化を遂げます。POと密になる、具体的には朝会に出席してもらう取り組みを始めました。また、必ず現物をもとにコミュニケーションをとるようにしました。この取り組みは開始したばかりでまだ効果はわからず、とのことでしたが、カイゼンをつづける塩原さんの現場でどのような化学変化が起こったのか、また時を改めて伺いたいですね。

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この記事の著者

小田中 育生(オダナカ イクオ)

 開発(Develop)を愛する人たちの集まり、DevLOVEによく出没する人。 所属する企業においては、研究開発のディレクションとエンジニアがいきいきと働けるDX(Developer eXperience)を重視した風土づくりという両輪を回し続けている。 近年はアジャイル開発に助けられているが、一番助けてくれているのはいつも一緒にいるチームメンバーたちだったりする。 Twitter:@dora_e_m note:https://note.com/dora_e_m 著書『いちばんやさしいアジャイル開発の教本』(インプレス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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