SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

「ActiveReportsJS」ではじめるフロントエンド帳票開発(AD)

画面表示・印刷・エクスポート時の表示有無を切り替えられる「ActiveReportsJS」V2Jのレイヤー機能

「ActiveReportsJS」ではじめるフロントエンド帳票開発 第6回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

レイヤー機能の基本的な挙動

 まず、レイヤー機能の基本的な挙動を、図2のサンプルで説明していきます。画面表示、印刷、エクスポートのそれぞれの場合で、レポートコントロールの表示・非表示が切り替わります。

図2 基本的なレイヤー機能のサンプル(p001-basic)
図2 基本的なレイヤー機能のサンプル(p001-basic)

 このサンプルには表1のレイヤーが設定されています。各レイヤーには画面表示、印刷、エクスポートのそれぞれの場合における表示・非表示を設定しています。

表1 図2のサンプルに設定されたレイヤー(p001-basic)
No. レイヤー名 表示有無
1 default 画面表示、印刷、エクスポートの場合に表示
2 previewAndExport 画面表示、エクスポートの場合に表示
3 exportAndPrint 印刷、エクスポートの場合に表示

 レイヤーの設定方法を以下で説明します。まず、帳票デザイナでレポートを選択します。デザイン面の余白部をクリックするか、画面左の「エクスプローラ」を開いてツリー最上部の「レポート」をクリックします。

図3 レポートを選択する方法
図3 レポートを選択する方法

 レポートを選択して表示される「レイアウト」-「レイヤー」プロパティで新しいレイヤーを追加します。レイヤーには名前を付けることができます。

図4 レポートにレイヤーを追加(p001-basic/p001-basic.rdlx-json)
図4 レポートにレイヤーを追加(p001-basic/p001-basic.rdlx-json)

 レイヤー名の右に表示されるアイコンをクリックすると、図5の通り、各レイヤーのプロパティが表示され、設定を行えます。

図5 レイヤーのプロパティ表示(p001-basic/p001-basic.rdlx-json)
図5 レイヤーのプロパティ表示(p001-basic/p001-basic.rdlx-json)

 各設定項目の意味は表2の通りです。「表示」と「透過」は帳票デザイナ上での設定で、出力される帳票の設定ではないことに注意してください。

表2 レイヤーの設定項目
No. 設定 意味
1 ロック 有効にするとレイヤーがロックされ、帳票デザイナで編集できなくなる
2 表示 帳票デザイナでの表示有無を設定
3 透過 帳票デザイナで表示する際の透過度を設定
4 出力デバイス 画面表示、印刷、エクスポート時の表示・非表示を設定

 サンプルでは最初から存在するdefaultレイヤーに加えてpreviewAndExport、exportAndPrintの2レイヤーを追加し、「出力デバイス」で表1の通り表示・非表示を設定します。

 次に、レポートコントロールをレイヤーに設定します。レポートコントロールを選択して「レイアウト」-「レイヤー名」でレイヤーを選択します。

図6 レポートコントロールのレイヤー設定(p001-basic/p001-basic.rdlx-json)
図6 レポートコントロールのレイヤー設定(p001-basic/p001-basic.rdlx-json)

 ここまでの設定により、画面表示、印刷、エクスポートのそれぞれで、図1の通り、レイヤーを設定したレポートコントロールが出し分けされるようになります。

次のページ
レイヤー機能のより実践的な利用法

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「ActiveReportsJS」ではじめるフロントエンド帳票開発連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト  吉川 英一(ヨシカワ エイイチ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/13629 2021/02/26 12:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング