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【デブサミ2021】セッションレポート(AD)

インフラ専門の技術者集団grasysに学ぶ! TerraformとCI/CDプラットフォームを活用したリモート環境構築【デブサミ2021】

【18-B-8】GCPのCI/CDプラットフォームCloud Buildによるデプロイ自動化とgrasys流ニューノーマル

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 新型コロナ感染症の拡大に伴い、2020年1月27日からリモートワークを実施している株式会社grasys。社内のメンバーや社外の顧客とのコミュニケーション施策、それに伴うセキュリティ対策など、同社はどのようにエンジニアのリモートワーク環境を構築したのか。実際に行ったプラクティスから、インフラ定義ツール「Terraform」や「Terraform Cloud」の活用、「Cloud Build 」によるCI/CDの実行といった技術的な部分まで、grasysのエンジニアである佐藤嘉章氏が事例をもとに紹介した。

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株式会社grasys Cloud Infrastructure エンジニア 佐藤嘉章氏

株式会社grasys Cloud Infrastructure エンジニア 佐藤嘉章氏

インフラ専門の技術者集団がいち早くリモートワークに移行した理由

 grasysのクラウドインフラストラクチャー部門で顧客向け環境のインフラ設計、構築、運用保守を担当する佐藤嘉章氏。2020年8月にgrasysに入社し、入社後1カ月は新人研修のため毎日出勤していたが、新型コロナ感染症拡大に伴い、研修後は週1日出勤のリモートワークとなった。さらに2020年12月からは完全リモートワークに移行することとなる。grasysはエンジニアのリモートワーク環境構築をどのようにサポートしていったのか。

 まずは、grasysの業務内容から紹介しよう。grasysはシステムのコンサルティング、システム開発、インフラの設計、構築、運用保守、ビッグデータなどデータの解析や分析の実施を業務とするインフラ専門の技術者集団だ。

 3大クラウドサービスであるGCP、AWS、Azureのほか、システムソリューションを提供するHashiCorp、Elastic、Fastly、Palo Alto Networksともパートナーシップを結び、顧客の要望に応じた最適なソリューションを提供している。運用するシステムに対して累計3億人以上のエンドユーザーがおり、月間のVMインスタンスの運用数が4500台。データ分析基盤レコード数が1日に兆単位の実績を上げている。

 今回のコロナ禍に関わらず、インフラエンジニアにとってリモート環境は必須だ。特にgrasysはゲームシステムの構築運用を数多く手がけており、24時間365日のサービスを提供している。

 そこで、実はコロナ禍に見舞われる以前からgrasysは月に1日のノー出勤制を実施しており、自宅からの完全なリモートワークに慣れる対策をしていた。

 さらに、新型コロナ感染症対策も重なり、2020年1月27日からいち早く社員の90%程度がリモートワークを開始した。感染予防のための外出制限や、買い占めによる食料供給不足対策として、同年2月27日に非常食約7日分を社員全員に配布するといった対応もとられた。

オフィスと自宅の差異を無くす工夫

 grasysの社内向け業務サーバーは、物理サーバーを構築するのではなく、全てクラウドで管理するツールを利用している。そのため、オフィスとリモート環境の間で差異はなく、全く同じ環境を利用することが可能となっている。

 さらに「より良い自宅の業務環境の構築を目的として、2020年4月20日から各社員に10万円の支給を決定。資産管理の手間を考え、賞与として支給されました」と佐藤氏。自宅環境もオフィス同様に整えるべく、投資を行った。

 一方、完全リモートワークにより、社員間のコミュニケーションにはいくつかの問題が発生した。

 一つ目は、チームでの業務の進捗管理、特にリーダーが、メンバーの実施している業務の進捗をいかに効率よく管理するかという点。二つ目は、まさに今躓いている問題に対して、迅速に解決に導くためのフォローをどのように行うか。三つ目が、社員それぞれの孤独感をどのように解決していくか。これらが非常に大きな問題として挙がってきたのだ。

 そこで、スプレッドシートを用いたKPTを毎日実施することに決めた。KPTとは、現在直面している事柄に対し、Keep、Problem、Tryの3項目に分ける、ふりかえりの手法。それを毎日15分から30分程度、チーム単位で実施することにより、メンバー間のコミュニケーション向上を図った。

次のページ
インフラ定義ツール「Terraform」を活用し、顧客との環境を構築

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