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データ活用にまつわる課題を解決、進化し続ける「FileMaker」の魅力を大解剖!(AD)

開発者も魅了――ローコード開発ならお客さまと共に解決策を考え、ビジネスに貢献するシステムが作れる

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 「エンドユーザーが困っていることを解決したい」「ビジネスに貢献できるシステムを作りたい」──。業務システムの開発に携わっている開発者の中には、このような想いを持っている人も多いはずだ。システム開発の現場で開発する側も顧客側も笑顔にするソリューションがある。それが開発プラットフォーム「Claris FileMaker(以下、FileMaker)」だ。長野市でZoomなどのオンラインツールを駆使するなど、自分のライフスタイルに合った働き方で、FileMakerを主軸とした企業の内製化支援やスキル移行などのサービスを提供しているライジングサン・システムコンサルティング 代表取締役の岩佐和紀氏は、FileMakerのどこに惹かれ、FileMakerでの開発を推進するようになったのか。その魅力について語ってもらった。

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国内外の企業で経験を積み、独立

 岩佐氏が代表を務めるライジングサン・システムコンサルティングは大きく3つの事業を展開している。第1が業務アプリケーションの内製化支援、第2がFileMaker以外の開発言語を使っている開発者への技術指導やスキル移行支援、第3がFileMakerによるプロトタイプ作成支援である。「法人にはしていますが、従業員は私1人。開発プロジェクトを受ける時は、同じくフリーランスの開発者とチームを組むという方法を採用しています」(岩佐氏)

ライジングサン・システムコンサルティング 代表取締役 岩佐和紀氏
ライジングサン・システムコンサルティング 代表取締役 岩佐和紀氏

 岩佐氏が新卒で入社したのは敷島製パン株式会社の情報システム部門。COBOLでメインフレームのシステムを開発していたという岩佐氏。メインフレームの開発者を約6年経験した後、故郷の宮崎に戻り、ソフトウェア開発会社に転職。客先に常駐し、ある大規模システムの一部を仕様書通りにコードを書く仕事に1年間従事した。

 その後DOLCE&GABBANAやBMWなどの外資系企業の情報システム部門を経て、前職のベストブライダル(現 株式会社ツカダ・グローバルホールディング)に入社。基幹システム刷新プロジェクトのマネジャー的な立場を務めた。そして2006年8月に独立し、ライジングサン・システムコンサルティングを起業した。独立はツカダ・グローバルホールディングに入社する時から決めていたが、きっかけは子どもが生まれたことだった。

 「入社したのはツカダ・グローバルホールディングが上場する前のタイミング。社員は皆若く、『これからみんなで会社を大きくしていこう』と勢いにあふれていました。仕事は深夜まで及び、タクシーで帰ることも珍しくありませんでした」(岩佐氏)

 これまで経験した外資の企業でも、ハードに働く人をたくさん見てきた岩佐氏。「ツカダ・グローバルホールディングの基幹システム刷新は上場のためのプロジェクト。それに携わるのは楽しかったのですが、妻に子育てを一任するのはよくないと感じました。仕事をしながら、子育てやプライベートを充実させるのは無理があったため、独立し、業務委託契約にしてもらいました」と岩佐氏は当時を振り返る。

 正社員から業務委託契約にスムーズに移行できたのには理由がある。岩佐氏はツカダ・グローバルホールディングの最終面接で「将来、独立すると思いますが、それでも私を雇用して頂けますか?」と塚田社長に逆質問していたのだ。すると塚田社長は「起業するのは良いが、そんなにうまくいくものではない。起業しても、最初のクライアントはウチにすれば良い」と回答。この塚田社長の言葉通り、岩佐氏は起業した後も業務委託契約を結び、ツカダ・グローバルホールディングの基幹システム刷新プロジェクトを牽引した。「このような形で独立したので、まったく不安はありませんでした」(岩佐氏)

 そして独立から3年後の2009年、岩佐氏は横浜から長野に移住する。「私が生まれたのは宮崎県。自然豊かな場所で育ったので、その幼児体験と照らし合わせると、首都圏で子育てすることを想像できなかったのです。娘が3歳の時に複数の移住候補地から縁があった長野に移住しました」(岩佐氏)

 当時のクライアントはすべて都内。しかし、オンラインミーティングツールのSkypeを使えて、光回線も敷設されていたため不便を感じなかったという。

最初はFileMakerを疑問視――しかし”あること”をきっかけに独特の世界観に魅了されていく

 独立前も独立当初も、「FileMakerを仕事にするとは思っていなかった」と言う岩佐氏。そんな岩佐氏がFileMakerに出会ったのは、ツカダ・グローバルホールディングに入社した2004年4月。当時のツカダ・グローバルホールディングは国内ウェディングと海外ウェディングの2つの事業を展開していたが、海外ウェディング部門のトップがFileMakerを好んでおり、FileMaker Pro 6で海外事業の基幹システムを自作で構築していた。

 「情報システムを担当する私からすると、FileMakerはまったくの野良システムのような印象がありました。情シスが関与していないシステムで生成されたデータを決算に使っているのは、上場審査基準上、非常にまずいわけです。それにもかかわらず、海外事業ではFileMakerを使っている。FileMakerで何ができるのかもわからなかったため、FileMakerにはあまり良い印象を持っていませんでした」(岩佐氏)

 FileMakerのライセンスを追加購入したいという稟議がきても、受け入れなかったという。そんな岩佐氏が、なぜFileMakerを使って開発するようになったのか。それは、国内ウェディング事業の基幹システムだけではなく、海外ウェディング事業の基幹システムを刷新することになったことがきっかけだという。

 「海外ウェディング事業の基幹システムは、FileMaker以外で構築することにしました。しかし、国内ウェディングの開発プロジェクトをマネジメントしながら、海外ウェディングの開発プロジェクトを手がけたため、海外ウェディングのプロジェクトが失敗してしまったのです」と岩佐氏は当時を振り返る。

 プロジェクトが失敗したといっても、途中で頓挫したわけではない。数千万円かけて海外ウェディング事業用の基幹システムを構築したものの、エンドユーザーからは「こんな使いにくいシステムになってしまった」「前のFileMakerで作ったシステムの方が断然良かった」と言われてしまったのだ。

 気持ちが沈む岩佐氏を尻目に、また海外ウェディング事業のトップがたったの約3カ月で、FileMakerで新しいシステムを構築し、リリースした。「現場の反響も非常によく、業務も正しく回っていました。さらにショックを受けましたが、FileMakerには自分の知らない何かがあると思い、今度はFileMakerを自腹で購入してきちんと勉強することにしました」(岩佐氏)

 すると、FileMakerは、正しい手順や正しい設計をすれば、システム監査にも通るシステムを開発できるツールだと言うことがわかった。岩佐氏は勉強を続け、海外ウェディングのトップが作ったFileMakerのシステムを開発者目線で上場審査に通るように改良していった。

岩佐氏が過去に作成したカスタムApp
岩佐氏が過去に作成したカスタムApp

岩佐氏が考えるFileMakerの魅力とは?

 現在は冒頭でも記述した通り、FileMakerプラットフォームを主軸にした事業を展開している岩佐氏だが、中でも多いのがFileMaker導入による内製化支援だ。内製化支援をした企業では、3年も経つと非開発者の人たちも自ら、目の前にある課題を解決するためのソフトウェアをFileMakerで開発し出す。その出来は「一般的なプログラマも顔負けするぐらい」と岩佐氏は言う。

 特に製造業の場合、エンドユーザーの人たちが「もっと良いモノ、もっと効率的なもの、もっとクールなモノを作りたい」と、モチベーションを高くして学習に取り組んでいる。技術をキャッチアップするスピードも速く、「FileMakerで課題を解決するカスタムAppを開発すると、現場のユーザーからも喜ばれるので、さらに開発へのモチベーションが上がる。そういう内製化への良い循環が生まれています」(岩佐氏)

 このように開発初心者でもすぐに使えるハードルの低さはFileMakerの特長だが、岩佐氏はFileMakerのどこに魅力を感じているのか。

 「今、ノーコードやローコード開発ツールに注目が集まっています。ノーコードだと、第一歩を踏み出すのは容易ですが、システムを成長させようとすると限界がくるのも早い。例えばノーコードで複雑な処理をさせようとすると、急にJavaScriptで書かないといけないなど、ハードルが上がるんです。一方、FileMakerであればローコードでありながらノーコード的にも使え、さらにプロコードにも対応しています。銀行の勘定系や保険会社の基幹システムのようなシステムは作れませんが、30億円から100億円ぐらいの中堅・中小企業の基幹システムであれば、十分FileMakerで構築できます。万一、FileMakerで対応できないところがあれば、その部分だけ他の言語で作れば良いと思います。第一歩を踏み出しやすく、かつ本格的なシステムが作れるところが魅力ですね」(岩佐氏)

 一般的な開発と比べ、圧倒的にコードを書く量が少なく、形になるスピードの速さもFileMakerの特長だ。これまでならエンドユーザーにヒアリングして、プロトタイプを見せるまでに1カ月かかっていたことが、FileMakerなら3日後には動くモノを見せることができる。

 「イメージ通りのものができたとお客さまに喜ばれることももちろん嬉しいのですが、お客さまと話している時に出てくるアイデアやインスピレーションをすぐ形にできる。コードを書く量が圧倒的に少ないので、お客さまと話す時間も増える。だから本当に使えるシステムが作れる。開発者としてFileMakerを使う醍醐味はそこだと思います」(岩佐氏)

岩佐氏が過去に作成したカスタムApp
岩佐氏が過去に作成したカスタムApp

おすすめの勉強法は「まずは動くモノを作ってみること」

 開発者にとっても魅力にあふれるFileMaker。開発初心者でも容易に扱えるツールだが、「FileMakerが持つ独特の世界観があるので、まずはそれに慣れるために、過去、自分が開発したモノ、もしくは作りたいモノをFileMakerで作ってみること。そうすると、作れるモノ、作れないモノがわかると思います」(岩佐氏)

 そしてもう1つ、岩佐氏がお勧めするのが、Claris社が提供している初心者向けのトレーニングコースを受けること。一見、コストパフォーマンスが悪そうに見えるが、遠回りに見えて一番それが早いと岩佐氏は言う。もちろん、これまでの開発で培ったデータモデリング能力やモジュール化の考え方などは、FileMakerを使った開発でも十分、生かすことができる。

FileMakerの学習コンテンツと開発者向けサブスクリプション
FileMakerの学習コンテンツ

 これからもFileMakerを主体とした事業を展開していくという岩佐氏。

 「内製化支援をして、さまざまな企業に私のDNAを持った人たちが増えていくのが嬉しいです。FileMakerはここ5~6年で一気に実現できる新機能が増えました。これから先も開発者にとって嬉しい機能がどんどん追加されていくはずです。私の分身をよりたくさん生み出すためにも、FileMakerのさらなる進化に期待しています」(岩佐氏)

岩佐氏はFileMakerカンファレンス2019にも登壇。今後もFileMakerを主体とした事業を展開していく
岩佐氏はFileMakerカンファレンス2019にも登壇。今後もFileMakerを主体とした事業を展開していく

FileMakerの学習コンテンツと開発者向けサブスクリプション

 初級、中級、上級のレベル別テキストで体系的にFileMakerの学習ができます。PDF版は無償で提供されています。

 FileMaker学習用動画コンテンツを集めた、Claris公式YouTubeのサブチャンネルです。FileMakerの公式テキスト『FileMaker Master Book』初級編および中級編を丁寧に解説する動画「FileMaker オンライン学習 初級編」「FileMaker オンライン学習 中級編」は、ご自身のペースで学習を進めるのにぴったりです。

 テスト目的で使える FileMaker デベロッパ サブスクリプション ライセンスや、iOS App SDK(ソフトウェア開発キット)など、開発者向けのさまざまな特典がついた年間9,900円のサブスクリプションです。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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