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男性も育休を取得するのは当たり前に――子育てと両立しながら活躍する2人のエンジニアに聞いた、Works Human Intelligenceの多様な働き方

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テレワークの導入で、さらに育児と仕事の両立が加速

 2020年、新型コロナウイルス感染症拡大によって多くの人の働き方が変化し、WHIでもテレワークを20年3月から試験導入して、夏からは本格導入された。現在、吉水氏のチームでは、メンバーの約9割がテレワークで勤務しているという。

 「これまで通勤に往復2時間かかっていたものが無くなったので、子どもを持つ親にとってより育児がしやすい環境になりました。大変ありがたいですね」と吉水氏。

 寺尾氏も、「テレワークだからこそ、育児・家事と、仕事の両立がしやすいと思います。例えばランチを子どもと一緒に食べるために、昼休みを長めに取ったり、子どもと散歩にいくため夕方少し抜けたり、その分、夜に働くというようなことができる。また、そういう働き方をSlackのパパママチャンネルやtimesという社内のSNSで発信されていることで、やっていいんだという空気感・雰囲気づくりに貢献していると思います」と語る。

 自由な働き方ができるとはいえ、中抜けした業務時間を深夜に確保したりするのはふさわしくない。そのあたりのマネジメントは難しい。「チームメンバーの就業状況をウォッチしておくことは重要だが、勤務時間をガチガチに管理するのではなく、日々、上司はメンバーと対話をすることで、必要な責務を果たしながら自由に働けるようなソフトなマネジメントを心がけている」と吉水氏は話す。

 吉水氏も寺尾氏も、「育休を取得したのは良い経験となった」と振り返る。「夫婦共働きなので、家事も育児も夫婦対等に取り組もうという考えです。ですが、そう思っているのと実際やるのでは全く違います。3カ月間の育休を取得することで、自分たちが思い描いていた生活スタイルを整えることができました。育休は男性がちゃんと育児や家事に参加するきっかけにもなる。自分のチームメンバーにも、育休の取得を促したいと思います」(吉水氏)

 寺尾氏も、「育休を取得する前は、育児をしながら、自分のこともできるかなと淡い期待を抱いていました。ですが、子育てが始まると忙しすぎて息をつく暇もありませんでしたね。最初の数カ月は育児に関して妻との信頼関係を構築する上でも非常に重要な時間。2人で協力して育児にあたることで、その後の分担もうまくいくと思います」と語る。

 また寺尾氏は、育休の取得は自身のキャリアにも良い効果をもたらしたという。「育休で一旦、業務の引き継ぎをすることで自分の業務をリセットすることができました。育休取得前は、ある製品の開発環境の改善に取り組んでいましたが、復帰後は全社的に開発環境の改善を行う新しい部署の立ち上げに携わっています。新しいことにチャレンジできるのも、育休を取得して良かったことの1つです」(寺尾氏)

多様なライフステージの社員が生き生きと働ける環境

 「社員が働くことを楽しめる」環境づくりに余念が無いWHI。同社では子育てをしている社員だけではなく、介護をしている社員、持病を抱えながら働く社員など多様なライフステージの社員が働いているが、皆それぞれの働き方ができるのがWHIの良いところではないだろうか。

 魅力はそれだけではない。「若手でも大きな責務のある業務を任せてもらえることも魅力です。入社3年目の私が全社の開発環境を改善するチームの立ち上げを任されたということがその表れです。当社の開発環境をよりよくすることはもちろんですが、似たような課題を抱えている外部企業に対しても、アプローチできる人材になりたいと考えています。今あるものに満足せずに、自分の働き方や働く環境をより良く変えていきたいという人に、マッチする会社だと思います」(寺尾氏)

 「自分が携わっているプロダクトを普及させて、社会に貢献していくことに加え、夫婦共に働きながら子育てをしたいという人が、生き生きと働ける職場にしていきたい。私たちは顧客や社会が抱える問題を解決するためにシステムをつくっています。顧客にメリットがなければ、どんな素晴らしい機能でも意味はありません。そういう考えに共感できる人に私たちの仲間になってほしいですね」(吉水氏)

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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