バラエティに富んだトークに、ブース、ランチなど交流の機会も
──コロナ禍でのオフライン会場の開催ということで、これまで準備はどのようにされてきましたか。
まずは、現地での開催ができるかどうかという不安がある中、大規模な会場は予約できるのか、行動制限や大規模イベントの中止要請などが出るか、常に最新ニュースを見ながら開催できるのかとドキドキしていました。
現地での開催はしたいものの、もしもの時は会場などと交渉し、開催できない場合に備えた準備も平行して進めていました。また、感染状況の把握や現地での開催ができる見込みがや確定ができなかったため、参加者へのチケット販売が例年より遅くなってしまいました。
現地会場での感染対策についても、この2年間のほかのイベントなどを鑑みて、スペースの確保やブース設置位置など会場におけるさまざまな施策を行っています。
──PyCon JPは久しぶりのフルカンファレンスだと聞きました。プログラムや企画の見どころを教えてください。
やはりフルカンファレンスですので、スピーカーの目の前でリアルタイムで聞いてほしいです。大規模な会場での開催ですので、さまざまなトークに実際に触れ合いながら、スピーカーとの交流もしてほしいです。
基本的には、2019年開催時と同じような参加者が交流できるイベントを作りたいと考えています。海外からのスピーカーが来日できるように、VISA発行のお手伝い、ブログでの英語の発信も行いました。
未だコロナ禍の影響はあり、一部2019年と違う部分がありますが、トークやブース、ランチ、コーヒーブレイクなどイベントとして盛りだくさんな内容となっています。
2019年以前と比べ、チュートリアルや全員参加の懇親会はできませんでしたが、世の中の状況を見ながら来年のチームへ良いバトンが渡せるよう進めていきたいと思います。
トークのバラエティは、内容に偏ることなく、バランス良くなるよう採択会議を慎重に行いました。そのため、今まで以上に豊富な内容だと思っています。
カンファレンスの主軸であるトークプログラムは過去同等、またはそれ以上の内容になっていると期待しています。ほかではなかなか聞けないトークを間近で聴け、スピーカーやトークを聞いている人同士の反応が知れるのは現地開催ならではだと思います。
また、トークをするスピーカーの多くは現地で発表します。発表者と会話ができるチャンスですので、このような機会に現地で同じ空気を吸えるということで雰囲気を感じてほしいです。
──会場にはどんな企画がありますか?
以下のような企画を用意しています。
- スポンサーブースを回るシールラリー企画
- ランチタイム時のスポンサーセッション企画
- 公式のパーティ(別チケット必須)
- 開発スプリント(無料、申し込み必須)
ぜひ、スポンサー企画には参加してほしいです。今年初出展の企業もありますし、さまざまな企業がスポンサーをしているのも見どころです。各スポンサーが手掛けていること、どのようにPythonを使っているのかを知る良い機会となります。
スポンサーブースを回るシールラリー企画もあり、記念Tシャツがもらえる企画もあるので、ぜひ多くのスポンサーを見てほしいと思います。
現地で話を聞くことで、新たなアイデアが出てきたり、企業同士のコラボレーションが生まれたりする可能性もあります。
ランチタイムにはスポンサーセッションがありますし、運営から提供されるお弁当を持ち寄り休憩時やコーヒーブレイクの時には積極的に周りの人に声をかけてみるというのも良いと思います。一人で参加しているとなかなか話しかけるのが難しいかと思いますが、偶然隣になった人に声をかけて、「トークで面白いのがあった?」「注目しているトークはある?」などと聞いてみるのもおすすめです。
そこで話の合う人がいれば、一緒にスピーカーを探してみたりスポンサーブースで話を聞いてみたりすると、より話題を深堀りできます。