SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Power Automate Desktopチュートリアル

無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」とAI機能作成サービスを組み合わせてみる

Power Automate Desktopチュートリアル 第16回


  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Azureでコグニティブサービスリソースを作成する

 Azure上に、任意の写真を入力として、その写真から分かることの説明文(今のところ英語)を出力するAI Webサービス(Describe Image)があります。それをPower Automate for Desktopから呼び出すサンプルを作成します。

 以降、このサービスを使用可能なAzureアカウントでAzure Portalアカウントがあるものとします。まず、Azureのリソースグループに実際に分析を行うサービスを作成します。

[1]Azureポータルにサインインする

 [Azure Portal]にサインインして、[リソースの作成]リンクをクリックします。

図:リソースの作成
図:リソースの作成

[2][AI+Machine Learning]のリソース一覧を表示する

 [リソースの作成]画面で、サイドメニューの[カテゴリ]―[AI+Machine Learning]をクリックします。

図:AI+Machine Learning
図:AI+Machine Learning

[3][Cognitive Services]の作成リンクをクリックする

 [Cognitive Services]リンクをクリックします。

 なお、今回のサンプルで利用する「画像を記述する」サービスは[Computer Vision]のものなのでそちらを作成しても構いません。以降の設定でも同様です。

図:Cognitive Services
図:Cognitive Services

[4][Cognitive Services]の初期設定をする

 [Cognitive Servicesを作成する]画面で、以下の入力・選択をして[確認と作成]ボタンをクリックします。

  • リソースグループ:新規作成(各リソースを束ねる役割をもつ入れ物で、これを削除すると中のリソースをすべて削除できる)
  • 名前:(使用可能な任意の名前)
  • リージョン:Japan East (ここでの設定に応じて、あとで設定するところあり→Japan East:東日本、西日本はPower Automate for desktopのアクションで選択できない)
  • 名前:(使用可能な任意の名前)
  • 価格レベル:Standard S0/Computer Visionの場合[Free]も選択可能
  • チェックボックス:(下にある契約条件を読んで同意する場合)オン
図:Cognitive Serviceの設定
図:Cognitive Serviceの設定

[5][Cognitive Services]のインスタンスを作成する

 「検証が成功しました」と表示されたら、[作成]ボタンをクリックしてしばらく待ちます。

図:検証が成功しましたの表示
図:検証が成功しましたの表示

[6][Cognitive Services]のインスタンスの画面に移動する

 「デプロイが完了しました」と表示されたら、[リソースに移動]ボタンをクリックします。

図:デプロイが完了しましたの表示
図:デプロイが完了しましたの表示

[7]キーの画面へ移動する

 サイドメニューの[リソース管理]―[キーとエンドポイント]リンクをクリックします。

図:Cognitive Servicesのインスタンスの画面
図:Cognitive Servicesのインスタンスの画面

[8]キーをコピーする

 [キーとエンドポイント]画面で[キー1]の右側にある[クリップボードにコピー]ボタンをクリックします。

図:キーとエンドポイント
図:キーとエンドポイント

 キーは作成したCognitiveServiceにプログラムからアクセスするための機密情報です。他人には共有しないようにしましょう。

[9]キーを保存する

 メモ帳などでテキストファイルを新規作成して、クリップボードの中身(キー)を[貼り付け]ます(画像のキーはあくまで例です。実際には上の手順でコピーしたものを使用する必要があります)。

図:コグニティブサービスキー情報.txt
図:コグニティブサービスキー情報.txt

 作成したテキストは、[コグニティブサービスキー情報.txt]と名付けて[ドキュメント]フォルダーに保存します。エンコードは、UTF-8とします。

次のページ
画像を記述するアクションを使うフローを作成する

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Power Automate Desktopチュートリアル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/16939 2023/01/03 14:49

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング