Azureでコグニティブサービスリソースを作成する
Azure上に、任意の写真を入力として、その写真から分かることの説明文(今のところ英語)を出力するAI Webサービス(Describe Image)があります。それをPower Automate for Desktopから呼び出すサンプルを作成します。
以降、このサービスを使用可能なAzureアカウントでAzure Portalアカウントがあるものとします。まず、Azureのリソースグループに実際に分析を行うサービスを作成します。
[1]Azureポータルにサインインする
[Azure Portal]にサインインして、[リソースの作成]リンクをクリックします。
[2][AI+Machine Learning]のリソース一覧を表示する
[リソースの作成]画面で、サイドメニューの[カテゴリ]―[AI+Machine Learning]をクリックします。
[3][Cognitive Services]の作成リンクをクリックする
[Cognitive Services]リンクをクリックします。
なお、今回のサンプルで利用する「画像を記述する」サービスは[Computer Vision]のものなのでそちらを作成しても構いません。以降の設定でも同様です。
[4][Cognitive Services]の初期設定をする
[Cognitive Servicesを作成する]画面で、以下の入力・選択をして[確認と作成]ボタンをクリックします。
- リソースグループ:新規作成(各リソースを束ねる役割をもつ入れ物で、これを削除すると中のリソースをすべて削除できる)
- 名前:(使用可能な任意の名前)
- リージョン:Japan East (ここでの設定に応じて、あとで設定するところあり→Japan East:東日本、西日本はPower Automate for desktopのアクションで選択できない)
- 名前:(使用可能な任意の名前)
- 価格レベル:Standard S0/Computer Visionの場合[Free]も選択可能
- チェックボックス:(下にある契約条件を読んで同意する場合)オン
[5][Cognitive Services]のインスタンスを作成する
「検証が成功しました」と表示されたら、[作成]ボタンをクリックしてしばらく待ちます。
[6][Cognitive Services]のインスタンスの画面に移動する
「デプロイが完了しました」と表示されたら、[リソースに移動]ボタンをクリックします。
[7]キーの画面へ移動する
サイドメニューの[リソース管理]―[キーとエンドポイント]リンクをクリックします。
[8]キーをコピーする
[キーとエンドポイント]画面で[キー1]の右側にある[クリップボードにコピー]ボタンをクリックします。
キーは作成したCognitiveServiceにプログラムからアクセスするための機密情報です。他人には共有しないようにしましょう。
[9]キーを保存する
メモ帳などでテキストファイルを新規作成して、クリップボードの中身(キー)を[貼り付け]ます(画像のキーはあくまで例です。実際には上の手順でコピーしたものを使用する必要があります)。
作成したテキストは、[コグニティブサービスキー情報.txt]と名付けて[ドキュメント]フォルダーに保存します。エンコードは、UTF-8とします。