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テックカンパニーとして進化するリクルート(AD)

「クライアントの声が聞きたい!」──新卒1年目エンジニアが職務を超えてプロジェクトを成功に導くまで

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プロダクトは無事リリース。クライアントに価値貢献でき、社内でも表彰

 エンジニア2名という少人数での開発だったが、当初目標通り4カ月と言う短期間で予定通り年内にプロダクトはリリース。引っ越し業界は1月~3月に繁忙期を迎える。佐久間氏たちが開発したサービスは、繁忙期でも滞りなく稼働した。「繁忙期でも使えるプロダクトをクライアントに提供できました。アナログで配車を管理していたクライアントに、大きな価値を提供できたのではないかと思います」と佐久間氏は胸を張る。

 プロジェクトが成功裏に終わったことで、佐久間氏は入社1年目の社員に授与される新人賞(エンジニア部門)を受賞。チームでもプロダクト統括本部 住まい領域のVP賞(準MVP賞)を受賞した。どこが評価されたのか。

 新人賞については「評価されたポイントが複数あった」と佐久間氏は明かす。まずはクライアントヒアリングをするなど、目的を達成するために自分の職務範囲に縛られず行動を起こしたこと。次に期限内にリリースできるよう機能の優先付けを行い、プロダクトの成長を主眼にし、必要最小限の機能に絞ったMVP(Minimum Viable Product)開発を行ったことなどだ。

 必要最小限の機能に絞った背景には、「まずはβ版的な扱いだったので、クライアントが求める機能を必ずしもフルに盛り込む必要がなかったこと」と佐久間氏は語る。今回のプロジェクトの最大の目的は、繁忙期でも滞りなく使えるSaaSに必要な機能を明らかにする検証だったからだ。「とはいえプロトタイプに不要な機能はなかった。そこでちょっとしたデザインの変更でも工数が膨らむことがあるので、PdMやデザイナーと相談しながら、Web標準のデザインを使うところ、使わないところの優先順位付けを行うことで、工数の削減に取り組みました」と佐久間氏は語る。

 一方、チームで受賞したVP賞の評価ポイントは、要求・要件の見立て、仕立てが難しい案件でありながら、デザイン、システムの仕様検討を、ヒアリングしながらフィードバックループを重ねて並行して進めたこと。「アジリティ高く開発できたことが、評価されました」(佐久間氏)

 今回のプロジェクトの成功の背景には「リクルートにはやりたいことを後押ししてくれる文化がある」と佐久間氏は話す。今回のプロダクト開発で佐久間氏がヒアリングを行ったクライアントは複数社。遠方に出向いたこともあったという。当然、開発時間は減り、交通費などのコストもかかる。だがリクルートの「やりたいことに対して、後押しする」という風土があったから、クライアントヒアリングが実現し、それを通じてメンバーとの関係性構築が可能になった。

 「クライアントヒアリングを実施したことで、機能の優先順位付けができ開発スピードも向上しましたし、プロジェクトメンバーとクライアントが同じ方向に向かったからこそ、難しいチャレンジも乗り越えることができました。一歩踏み出すことの大事さ、そして、ものづくりの楽しさを実感することができたプロジェクトでした」と佐久間氏は満足そうに語る。

 まだ入社2年目の佐久間氏。今後、どのような将来を描いているのか。「これからも誰かの役に立ったり、世の中を一歩進めたりするようなプロダクト開発に携わっていきたいと思います」(佐久間氏)

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

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丸毛 透(マルモ トオル)

インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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