GUIのデザイン
今回使用するコントロールです。GcBarCodeコンポーネント以外は、標準コントロールで構成します。
GcBarCodeコンポーネントについて
GcBarCodeコンポーネントは、バーコードを作成するコントロールです。チェックデジットの自動計算、サイズ設定や回転処理、データ連結など多彩な機能を備えており、数値と種類の指定のみで簡単にバーコードを出力できるのが特徴です。また、解像度にあわせて最適なバーコードイメージを生成することにより、高い読み取り率を実現しています。
GcBarCodeコンポーネントは、次のバーコードの種類に対応しています。
- Code39(FullAscii)
- Code49
- Code93
- Code128
- EAN8
- EAN13
- EAN128
- ITF
- NW-7(Codabar)
- PDF417
- PostNet
- QRコード
- UPC(A/E add 2/5)
- カスタムバーコード(郵便バーコード)
今回は、一般的によく使われている横棒型のバーコードで、13桁の数字でコードを表す「JAN13」タイプのバーコードを作成します。
一般的に流通している商品は、バーコードの先頭に日本の国籍を表すコード(49または45)やカンパニーコードを付加していますが、このアプリケーションでは社内の管理用に使用するということにし、国籍コードやカンパニーコードは入れず、倉庫の番号と棚番号、商品番号からバーコードを作成するという単純な機能にしています。
GcBarCodeコンポーネントの使い方は簡単です。Typeプロパティに作成するバーコードのタイプを次の定数から選びます。
メンバ名 | 説明 |
---|---|
6 - JAN8 | JAN/EAN 8桁バーコード |
7 - JAN13 | JAN/EAN 13桁バーコード |
8 - EAN128 | UCC/EAN128バーコード |
1 - Code39 | CODE39(フルアスキーもサポート) |
4 - Code93 | CODE93 |
5 - Code128 | CODE128 |
9 - ITF | ITF(Interleaved 2of5) |
10 - PostNet | POSTNET(USで使用される郵便バーコード) |
13 - UPC | UPC(A/E/アドオンにも対応) |
17 - NW7 | NW-7(CODABAR) |
18 - JapanesePostal | 郵便バーコード |
3 - Code49 | Code49 |
19 - PDF417 | PDF417(簡易版も対応) |
20 - QRCode | QRCode(Model1/2に対応) |
そして、Valueプロパティにバーコードにする値を設定します。
実際にバーコードを作成するのは、CreateBitmapまたはCreateMetafileメソッドを使用します。CreateBitmapメソッドはバーコードをビットマップ形式で、CreateMetafileメソッドはメタファイル形式で、画像イメージファイルとして出力します。
このプログラムでは、バーコードをビットマップ形式で保存するようにします。