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Visual Studio Team System 2008で
データベースのスキーマ開発を効率化しよう

Visual Studio Team System 2008 Database Editionを使ってみよう(1)

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目次

スキーマ開発を始めよう

 VSTS-DBでスキーマ開発を始めるには2つの方法が用意されています。1つはまったく新規で作り始める方法、もう1つは既存のスキーマを読み込んでそれをベースにする方法です。ここでは、既存のスキーマを読み込む方法を紹介していきます。

 まずは、Visual Studioを起動して、[ファイル]‐[新規作成]‐[プロジェクト]を選択します。「新しいプロジェクトの追加」ダイアログでプロジェクトの種類から「データベースプロジェクト」を選択し、テンプレートから「SQL Server 2005 ウィザード」を選択します。プロジェクト名と場所は任意のものを選択してください。

図1:新しいプロジェクトの作成
図1:新しいプロジェクトの作成

 ウィザードが開始されますが、場合によっては図2のような画面が表示されることがあります。このときは、ローカルにインストールされているSQL Serverインスタンスを選択してください。

図2:検証用データベースの選択
図2:検証用データベースの選択

 SQL Server 2005 Express Editionなどフルテキストインデックスをサポートしていないインスタンスを選択した場合には、図3のような警告が表示されます。「Microsoft SQL Server 2005 Express Edition with Advance Services」をダウンロードして利用したり、Express Edition以外のエディションを利用したりするとよいでしょう。今回は簡易的に進めていきますのでこのまま続行します。

図3:フルテキストインデックスサービスの警告
図3:フルテキストインデックスサービスの警告

 特に問題がなかった場合には次の図4から開始され、ここからがウィザードの本番となります。ようこそ画面ではそのまま[次へ]を選択してください。

図4:新規データベースプロジェクトウィザード その1
図4:新規データベースプロジェクトウィザードその1

 まずは、プロジェクトのプロパティを決定します。既存のスキーマから読み込んだ内容をどのように配置していくかを決定します。

図5:新規データベースプロジェクトウィザード その2
図5:新規データベースプロジェクトウィザードその2

 ファイルの整理方法は、後で変更することはできませんがどちらを選んでも、その後に使える機能に差はないので、好きな方を選んでください(それ以外の項目は後で変更が可能です)。なお、オブジェクトの種類別に整理する場合は図6のように、スキーマ別に整理する場合は図7のように配置されます。

図6:ファイルをオブジェクトの種類別に整理した場合
図6:ファイルをオブジェクトの種類別に整理した場合
図7:ファイルをスキーマ別に整理した場合
図7:ファイルをスキーマ別に整理した場合

 次は、データベースプロジェクトのオプションを設定します。ここであらかじめ設定をしておくこともできますし、すべての項目は後で変更することも可能です。

図8:新規データベースプロジェクトウィザードその3
図8:新規データベースプロジェクトウィザードその3

 次は、スキーマのインポートを行うかどうかを設定します。ここでは[既定のスキーマのインポート]を選択します。

図9:新規データベースプロジェクトウィザードその4
図9:新規データベースプロジェクトウィザードその4

 図9で、データベースの選択のドロップダウンリストには、現在利用しているVSのサーバーエクスプローラにあるデータ接続で定義された一覧が表示されます。ここに該当するものがない場合は、[新しい接続]を選択してください。VSで開発をされている方には見慣れた画面です。データベース接続設定を行う画面が表示されるので、スキーマのインポートを行いたい対象のデータベースを選択してください。ここでは、サーバー名に「localhost\sqlexpress」を、データベース名の選択または入力に「Northwind」を選択します。

図10:データベース接続の設定
図10:データベース接続の設定

 図9に戻ったら、スキーマを読み込むときのオプションを決定して、次へ進みます。最後はデータベースプロジェクト内で作業を行った結果を確認するときに利用するSQL Serverインスタンスを選択します。ターゲットデータベースの設定では、ターゲットとするSQL Serverインスタンスやデータベース名を設定してください。また、既定の照合順序は図11に示すように3種類から選択できます。その時々の要件に合わせて選択すればよいですが、ここでは[データベースプロジェクトの照合順序を使用]を選択しておきます。

図11:照合順序の種類
図11:照合順序の種類

 すべての設定を終了させるとスキーマの読み込みが始まります。すべてを正常に読み込めた場合には図12のような画面が表示されます。

図12:スキーマインポートの結果
図12:スキーマインポートの結果

 図12のような表示がされると、ソリューションエクスプローラには読み込んだスキーマの一覧がSQLスクリプトとして格納されます。

図13:ソリューションエクスプローラの状態
図13:ソリューションエクスプローラの状態

 なお、正しく読み込めていない場合は図12にも示されているように、ログファイルが「<プロジェクトフォルダ>\スキーマログのインポート\<プロジェクト名>_yyyyMMddHHmmss.log」ファイルに格納されているので、後から内容を参照することができます。


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連載:Visual Studio Team System 2008 Database Editionを使ってみよう

著者プロフィール

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

  • WINGSプロジェクト りばてぃ/FUJIKO/ナオキ(リバティ, フジコ, ナオキ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

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