プロジェクトの中身を確認してみよう
既存のデータベースからスキーマをインポートした場合、かなりたくさんの種類のファイルがプロジェクトに含まれることになります。プロジェクトを見るときに一般的に利用するソリューションエクスプローラとVSTS-DBに用意されているスキーマビューという2種類のウィンドウでどのように見えるか確認してみましょう。
ソリューションエクスプローラの場合
ソリューションエクスプローラで例えば、プロジェクトを[Schema Objects]‐[Schemas]‐[dbo]‐[Stored Procedures]とたどると、もともとNorthwindデータベースに含まれていたストアドプロシージャがそれぞれ別のファイルで格納されています。
同様に[Schema Objects]‐[Schemas]‐[dbo]‐[Tables]にはテーブルの一覧があるなどの構成になっています。
また、プロジェクトの[Schema Objects]‐[Database Level Objects]内には、トリガーやユーザー情報、ロール情報などを生成するためのスクリプトを格納する場所も用意されています。
このようにデータベースに関するほとんどの情報がSQLスクリプトとして生成され、それぞれ個別のファイルに格納されています。後は、これをTeam Foundation Serverなどの構成管理ツールの管理下に置くことで、データベーススキーマの開発をバージョン管理下のもとで安全に行うことができるようになります。
スキーマビューの場合
スキーマビューはVisual Studioの[表示]メニューの[スキーマビュー]から開くことができます。例えば、プロジェクトの[テーブル]‐[dbo.Categories]の中をそれぞれ展開していくと、図16に示すような情報が表示されます。
SQL Server Management Studio(以下、SSMSと表記します)などで見るときとさほど変わらない情報が表示されています。参考までに図17はSSMSで同じCategoriesテーブルを展開して表示したものです。
SSMSの方がより詳細な情報を表示してくれているのは間違いないですが、スキーマビューでもかなり近い形で情報を表示していることが分かります。