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組み合わせの達人

組み合わせの達人-売上管理アプリケーションに帳票機能を搭載する

第5回 ComponentOne Studioを利用して簡単な売上管理アプリケーションを作成する

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C1Reportコントロールで利用する帳票デザインを作成する

 C1Reportコントロールを利用して帳票を出力するために、帳票のデザインを作成します。デザインの作成はC1Reportデザイナを利用して行います。

 プログラムメニューからC1Reportデザイナを起動します。

 レポート作成のために、「ファイル」→「レポートの新規作成」を選択します。

 最初にデータベースの接続設定を行います。画面右上部分の接続文字列の作成ボタンをクリックし、データリンクプロパティを表示します。

 サーバー名、ユーザー名、パスワード、データベースの選択を行い、接続設定を完了します。

 次に、帳票に出力するデータ取得用のSQLを設定します。

 今回の帳票出力では、サンプルとして売上データテーブルとカテゴリマスタテーブルからデータ取得を行います。2つのテーブルを、カテゴリコードで結合し、売上テーブルからは「日付」「売上金額」「仕入金額」「粗利」「粗利率」を、カテゴリマスタからは「カテゴリ名称」を取得しています。

 売上データテーブルと、カテゴリマスタテーブルのテーブルレイアウトについては、第1回目第2回目の記事を参照してください。

 SQL構文については、SQLビルダを利用して作成することも可能です。SQLビルダダイアログは、画面右上部分のSQL構文の構築(右ボタン)をクリックすることで表示できます。

 ここで一点、気を付けなければならないことがあります。C1Reportコントロール上で予約語になっているキーワードがあり、カラム名称と同じ場合、取得したデータが正しく表示されません。今回の場合は、Dateカラムがこれに該当してしまいます。そこで、AS演算子を利用してSalesDateと別名を付けることにしました。

 SQL設定後、「次へ」ボタンをクリックし、表示するカラムを設定します。今回は、カテゴリ名称でグルーピングするために、カテゴリ名称をグループに、その他のカラムを詳細に配置します。

 配置が終わったら、「次へ」ボタンをクリックし、レイアウトを決定します。

 最後に、帳票のスタイルを選択し、レポート名を決定します。

 「完了」ボタンをクリックして、レポートの初期設定は終了になります。

 後は、出力されるレポート表示位置やフォントの調整を行います。これらの調整は、通常の画面を作成するのと同様に、ドラッグ&ドロップしたり、プロパティを設定したりすることで簡単に行えます。もちろん、フォーマットを指定することで、日付形式や通貨形式で表示することが可能です。

 調整が完了したら、最後にレポート定義ファイルを保存して、デザインの作成は終了です。

次のページ
C1Reportコントロールでレポートのデザインを読み込み、印刷を行う

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この記事の著者

高山 昌悟(タカヤマ ショウゴ)

今までは主に、Windowsアプリケーションの開発を行ってきました。最近はWebアプリケーションの開発を行っています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/3638 2009/03/10 15:47

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