SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA

オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA
第2回「Apache Tuscanyの環境設定」

Apache Tuscanyの環境設定は至って簡単


  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SCA Toolsの設定

 Eclipse 3.5(Galileo)からSCA Toolsプロジェクトが追加されました。コンポジット図を描くことにより、視覚的な設計が可能となります。描いたコンポジット図はコンポジット・ファイルに変換されるので非常に便利です。それでは、SCA Toolsの設定を説明します。

「SCA Tools」設定手順

  1. インストール画面を開く
  2. SOA開発を選択する
  3. ライセンスを確認する

インストール画面を開く

 Eclipseのメニューバーから[ヘルプ]を選択するとプルダウンメニューが表示されます。メニューの下から2番目の[新規ソフトウェアのインストール]をクリックします。なぜ、ソフトウェアのインストールをするのにヘルプから入らなければならないのか、正直違和感を覚えますが、皆さんはいかがでしょう?

インストール画面を開く(その1)
インストール画面を開く(その1)

 インストール画面の[作業対象]プルダウンメニューをクリックします。どこにも[SCA Tools]がありませんが、しかし、よく見ると[--All Available Sites--]があります。これをクリックします。

インストール画面を開く(その2)
インストール画面を開く(その2)

SOA開発を選択する

 たくさんのソフトウェアが表示されます。下の方にスクロールすると[SOA開発]があります。[SOA開発]と言ってもいろいろな概念や手法があるため、これを選択するのを躊躇するかもしれませんが、これ以外にSCA Toolsに辿りつけそうにもないので、その左のラジオボタンをクリックします。

SOA開発を選択する(その1)
SOA開発を選択する(その1)

 SCA Tools Featureが並んでいます。Tuscany Supportもあるので間違いありません。他にもいろいろ面白そうなのでこの際、デフォルトのチェックのまま進みましょう。

SOA開発を選択する(その2)
SOA開発を選択する(その2)

 当連載では紹介しないBPMNなども含まれていますが、興味のある方は試してください。ここではすべて使用することにし[次へ]ボタンをクリックします。BPMNも含め、BPMはSOAとは切り離せないものですが、当連載の目的が、以前のSOAと比較して非常にスマートになったことを実感してもらうことを目的としていますので、残念ながら取り扱いません。

SOA開発を選択する(その3)
SOA開発を選択する(その3)

ライセンスを確認する

 最後は、選択したソフトウェアのすべてに対しライセンス条項に同意します。[完了]ボタンをクリックすると設定は完了します。再起動を促すメッセージが出てきた場合は、再起動します。

ライセンスに同意する(その1)
ライセンスに同意する(その1)

 以上でTuscanyのライブラリの作成と、SCA Toolsの設定が終りました。しかし、最初からSCA Toolsは使用しません。基本的なものを説明し終わった後に、SCA Toolsを使った構築を説明したいと考えています。

 これで、やっと準備が整い、TuscanyでSOA開発を行うことができます。今回は準備で終わりにします。次回からTuscanyでSOA開発に触れていきたいと思います。楽しみにお待ちください。

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

川久保 智晴(カワクボ トモハル)

haruプログラミング教室(https://haru-idea.jp/)主宰。COBOL、FORTRANで13年、Javaを中心としたWeb開発で11年。3つしか言語知らないのかというとそうでもなく、sed/awk、Perl、Python, PHP,  C#, JavaScriptなども一時期は業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/4293 2009/10/20 13:54

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング