ビューの種類について
OpenSocialアプリケーションにはビューという概念があり、アプリケーションがコンテナ(OpenSocial対応SNS)上でどのようなページとして表示されているかに応じて、ビューが定義されています。OpenSocialでは、以下の4種類のビューが定義されています。
| ビュー名 | 意味 |
| home | コンテナのポータルページ。他のガジェットと一緒に小さい画面で表示される。mixiの場合はログイン後に表示されるポータル画面 |
| profile | プロフィール画面。homeビューと同様に、他のガジェットと一緒に小さい画面で表示される |
| canvas | このアプリケーション専用の画面。mixiの場合は、homeビューやprofileビューのタイトルバーをクリックすることでcanvasビューに遷移する |
| preview | アプリ登録前のプレビュー用の画面。現状mixiでは対応していない |
ガジェットXMLでそれぞれのビューのContent要素を記述することで、ビューごとに表示内容を変更することができます。Content要素には、その要素がどのビューに対応するのかを表すview属性があり、ここに対応するビューを1つないしはカンマ区切りで複数記述することができます。例えば、次のように書くことで、homeビュー、profileビューとcanvasビューの内容を切り替えることができます。
<Content type="html" view="home, profile"><![CDATA[ home, profileビューの表示内容 ]]></Content> <Content type="html" view="canvas"><![CDATA[ canvasビューの表示内容 ]]></Content>
また、次のように同じビューを複数のContent要素の属性として記述することもできます。
<Content type="html" view="home, profile"><![CDATA[ home, profileビュー共通の表示内容 ]]></Content> <Content type="html" view="home"><![CDATA[ homeビューの表示内容1 ]]></Content> <Content type="html" view="home"><![CDATA[ homeビューの表示内容2 ]]></Content>
この場合、profileビューの場合は1つめのContent要素のみが、homeビューの場合は3つのContent要素がすべて連結して表示されます。以下に、homeビューの場合の表示例を示します。

ビュー間で共通に使用するJavaScriptやCSSなどについては、view属性に複数のビューを記述したContent要素内で記述することで、重複を避けることができるでしょう。
なお、view属性を持たないContent要素がある場合、デフォルトのビューとして扱われます。現在のビューに相当するview属性を持つContent要素が存在しない場合、view属性を持たないContent要素の内容が表示されます。
OWNER, VIEWER, FRIENDSについて
OpenSocialアプリケーションにおいて、ビューと同じように大切なのが、OWNER, VIEWER, FRIENDSと呼ばれる、OpenSocialアプリケーションにとってのユーザーの役割です。
OpenSocialアプリケーションでは、アプリケーションの「所有者」と「閲覧者」という役割をユーザーに持たせています。通常はアプリケーションをインストールしたユーザーを所有者とみなし、OWNERと呼びます。それに対し、実際にアプリケーションを操作しているユーザーのことを閲覧者とみなし、VIEWERと呼びます。
例えば、自分のインストールしたアプリケーションを自分のポータル画面のhomeビューやアプリケーション専用のcanvasビューで操作する場合、自分はそのアプリケーションのOWNERであると同時に、実際にアプリケーションを操作しているVIEWERでもあります。また、他のユーザーAさんのプロフィールページに置かれたアプリケーションを自分が操作する場合(profileビューの場合)、そのアプリケーションのOWNERはアプリケーションをインストールしているユーザーAさんであり、VIEWERは実際にアプリケーションを操作している自分となります。
mixiアプリの場合は今の説明通り、mixiアプリをマイアプリに登録したユーザーがmixiアプリのOWNERとなり、mixiアプリを実際に操作しているユーザーがmixiアプリのVIEWERとなります。
このユーザーの役割は、ビューごとに表示内容を切り替える際などに重要になります。canvasビューでは、アプリケーションはVIEWERに対して機能を提供し、profileビューではOWNERに関するアプリケーション情報を表示するのが中心になることでしょう(profileビューはプロフィール画面上に表示され、プロフィール画面はSNSでユーザーの情報を表示するための画面ですので、この設計は自然と言えます)。homeビューはcanvasビューより表示領域が小さいため、アプリケーションの機能の一部を表示したり、情報の通知などに用い、より詳細な機能を使用する場合にはcanvasビューに切り替えて利用してもらうことができます。
例えば、ゲームアプリケーションやソーシャル情報共有アプリケーションにおいて、次のようにユーザーの役割を意識しながら、ビューの使い分けができるかもしれません。
| アプリの種類 | ゲーム | ソーシャル情報共有アプリケーション |
| canvasビュー | ゲーム本体 | VIEWERの趣味や持ち物などの登録画面 |
| homeビュー | ミニゲームやVIEWERのマイミクのゲームクリア情報などの表示 | マイミクの更新情報など |
| profileビュー | アプリのOWNERのゲーム内でのランキング、OWNERとVIEWERの最高得点の比較などの表示 | アプリのOWNERとVIEWERの共通の情報(趣味や持ち物、共通の友人やコミュニティなど)の表示 |
FRIENDSはOWNERまたはVIEWERがコンテナ上で友達に追加したユーザーを指す役割です。OpenSocialアプリケーションからは、OWNERのFRIENDSやVIEWERのFRIENDSの情報を取得することができます。mixiではマイミクシィがFRIENDSに相当します。
OpenSocialアプリケーションにおけるこうしたユーザーの役割は、コンテナからソーシャル情報を取得する際に重要となってきますので、しっかり理解しておきましょう。
