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イベントレポート

OSDC.TW 2010 カンファレンス『Shibuya.pm in Taipei』参加レポート

日本の開発者ももっと世界へ情報発信しよう!

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 台湾で最大のオープンソース開発者向けカンファレンスであるOSDC.TW 2010内で、日本のPerl開発者コミュニティShibuya.pm(Shibuya Perl Mongers)が第13回目となるテクニカルトーク・イベント「Shibuya.pm in Taipei」を開催しました。本稿は、本カンファレンスに参加した筆者が、Shibuya.pm in Taipeiのセッションと、OSDC.TW 2010カンファレンスについてレポートします。

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 台湾で最大のオープンソース開発者向けカンファレンスであるOSDC.TW 2010内で、日本のPerl開発者コミュニティShibuya.pm(Shibuya Perl Mongers)が第13回目となるテクニカルトーク・イベント「Shibuya.pm in Taipei」を開催しました。

 本稿は、本カンファレンスに参加した筆者が、Shibuya.pm in Taipeiのセッションと、OSDC.TW 2010カンファレンスについてレポートします。

 Shibuya.pmのテクニカルトークは、毎回、短時間で定員が埋まるなど日本人にも人気なイベントです。海外から参加する外国人のPerl開発者にも好評で、XS(PerlからC言語のAPIを呼び出すためのマクロ言語)を始めとする技術レベルが高く評価されています。そんなShibuya.pmが、今回はついに日本を飛び出して、台北に出張。4月24日(土)、OSDC.TW 2010カンファレンス1日目にメイン会場の国際会議場で集結し、発表を行いました。

Shibuya.pm 8名のトーク

 今回のShibuya.pmスピーカーのうち、宮川達彦さんと、川崎有亮(本稿筆者)は昨年のOSDC.TW 2009にも参加していますが、他の6名は初めてのOSDC.TW参加となります。スライド・トーク共に英語とPerlを基本として、日本語・中国語を織りまぜた発表となりました。

左から、竹迫さん、石垣さん
左から、竹迫さん、石垣さん

 まず、トップバッターを務めるのはShibuya.pmの2代目リーダー竹迫良範(takesako)さん。「Polyglot Programming」の発表です。

 同じコードをそのままPerl/Ruby/MS-DOSなど複数の環境で実行できるポリグロットについて紹介されました。日本でも人気のトークです。OSDC.TWはPerl以外の言語を使う開発者も参加するカンファレンスなので、言語の壁は超えたポリグロットは、こちらでも好評を博しました。

 続いて石垣憲一(charsbar)さんの発表は、「Perl for a translator」。

 Perlのドキュメントは大部分が英語で書かれていますが、perldoc.jpなど日本語翻訳を推進するプロジェクトもあり、石垣さんも翻訳者として参加されています。ネット上に公開されている日本語翻訳ドキュメントを参照して表示するperldocjpコマンドや、中国語(繁体字)での使い方を紹介されました。

左から、藤さん、川崎(筆者)
左から、藤さん、川崎(筆者)

 3番手、藤吾郎(gfx)さんは「Xslate - A high performance template engine」の発表です。

 XslateはXSを使った新しいテンプレートエンジンで、事前にテンプレート(ひな形)をXslate独自の中間コードにコンパイルするため、実行時は高速な描画が可能となります。OSDC.TWの発表後には、Pure Perl版の開発も始まりました。

 筆者(kawanet)からの発表は、「Something Xiaolongbao」。

 HTML5/CSS3を活用した「3Dプレゼンテーション」を用いて、発表しました。今回は、PowerPointの.pptxファイルからプレゼン発表用の.htmlファイルに変換する処理に、Perlを利用しています。OSDC.TW終了後のハッカソンでは台湾人エンジニアのgugodと、ブックマークレット版を開発・公開しました。

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Growl芸、XSから実践テストまで、多彩なトーク

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この記事の著者

川崎 有亮(カワサキ ユウスケ)

1977年東京生まれ。Perl、JavaScript、ActionScript を操り、Webインターフェース技術の革新に取り組む。現在は(株)リクルートの実証研究機関「メディアテクノロジーラボ」に所属。オープン・イノベーション担当として、国内~グローバルな活動を推進中。技術評論社「Ajax/実装の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/5167 2010/05/11 14:00

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