WebMatrixを起動してみよう
それでは早速、WebMatrixを起動してみましょう。WebMatrixを起動すると、スタートページが表示されます(図2)。
スタートページは、4つのアイコンが表示されているだけのシンプルなページです。各アイコンについて、表2にまとめてみます。
アイコン | 説明 |
My Sites | [マイ ドキュメント]フォルダー内に作成される[My Web Sites]フォルダー内の最近使用したWebサイトやすべてのWebサイトが表示され、開くことができる |
Site From Web Gallery | カテゴリ別に分類されたオープンソースWebアプリケーションをインストールできる |
Site From Template | 既定で用意されているテンプレートからWebサイトを作成できる |
Site From Folder | [フォルダーの参照]ダイアログボックスが表示され、Webサイトを開くことができる |
表2から分かるように、WebMatrixからWebサイトを新規作成する場合、2つの選択肢があります。[Site From Template]でテンプレートを選択する方法と、[Site From Web Gallery]でオープンソースWebアプリケーションをインストールする方法です。
これから、これらの方法についてさらに詳しく説明します。
テンプレートからサイトを作成する - Site From Template -
スタートページから[Site From Template]アイコンをクリックすると、WebMatrixで用意されているテンプレートを元にして、Webサイトを新規作成できます。作成されたWebサイトをカスタマイズすることにより、必要な機能を持ったWebサイトを素早く構築することができます。
WebMatrixで用意されているテンプレートについて、表3にまとめてみます。本稿執筆時点では、5つのテンプレートが用意されています。
テンプレート | 説明 |
Empty Site | 空のWebサイト |
Starter Site | ログイン機能やタブメニューを持つシンプルなサイト |
Bakery | 「Fourth Coffee」という架空のベーカリーのオンラインショッピングサイト |
Photo Gallery | フォトギャラリー機能を提供するサイト |
Calendar | カレンダーでスケジュール管理が行えるサイト |
ページを見ているだけで楽しいWebサイトもありますので、キャプチャで一つずつ紹介します。
まず、[Starter Site]テンプレートを使用したWebサイトです(図3)。
次に、[Bakery]テンプレートを使用したWebサイトです(図4)。
次に、[Photo Galelry]テンプレートを使用したWebサイトです(図5)。
最後に、[Calendar]テンプレートを使用したWebサイトです(図6)。
オープンソースアプリをインストールする - Site From Web Gallery -
スタートページから[Site From Web Gallery]アイコンをクリックすると、カテゴリ別に分類されたオープンソースWebアプリケーションから好きなものを選択してインストールすることができます(図7)。
選択可能なオープンソースWebアプリケーションには、「DotNetNuke」のようなASP.NETアプリケーションだけでなく、「WordPress」のようにPHPで書かれたWebアプリケーションも数多く含まれています。図8は、「WordPress」を選択して、ダウンロードとインストールを実行し、作成した「WordPress」のサイトをWebMatrix上で動作させたものです。コードを一行も記述することなく、ウィザードによる設定だけで簡単に構築することができます。