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C#たんと学ぶ/わりと硬派なソフトウェア開発講座

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第2回「デスクトップアプリケーション」

C#たんと学ぶ わりと硬派なソフトウェア開発講座(3)


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UIの差し替え

C#たん目閉じ
こんな感じで中核処理を作っておけば、使いまわしが効きます。今回の話は、文字ベースのアプリケーションと、GUIアプリケーションの間の使いまわしです。
C#たん普通
中核処理の使いまわしは、なにもデスクトップアプリケーションだけのはなしではありません。次回以降で説明することになる、いろいろな形態のアプリケーションで使いまわせます。

 このように、アプリケーションにいろいろな形態があることは第1回で説明したとおりです。この中でも、特に、Webサービス化しておくというのはこれからの時代、非常に重要になってくると思います。アプリケーションのUI部分は多種多様な環境で動くためです。

  • HTML5: 例えば今、HTML5の登場によって、ブラウザー内でもそれなりに高度なことができるようになってきています。この場合、アプリケーション開発にはJavaScriptを使うことになるでしょう。
  • スマートフォン: スマートフォンもずいぶん普及してきましたね。日本で未発売のWindows Phone 7であれば、C#でアプリケーション開発できますが、一般には、C#が使えるわけではありません。AndroidであればJava、iPhoneであればObjective-Cでの開発になります。

 残念ながら、万能なUI技術はありません。HTML5のような標準指向の技術は、動かせる環境が多い反面、高度な機能ほど標準化に時間がかかるため、どうしても表現力や性能が犠牲になります。

 下手すると、C#とJavaとObjective-Cでの3重開発が必要となるかもしれません。また、その3つを用意した上で、窓口を広げるため、機能限定版をHTMLベースで作るという可能性もあります。

 ということで、中核処理は使いまわせるように作る、サービス化するという考え方が重要です。

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まとめ

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この記事の著者

C#たん ソフトウェア開発講座 制作委員会(シーシャープタン)

ソフトウェアに求められる要求の高度化とともに大きくなる開発者への負担を、開発ツールやフレームワーク、時には萌え力を頼りに軽減できないか考えるプロジェクト。C#たんは単なるマスコットかと思いきや、割と毒舌。自分のことは棚に上げて、「萌えればいいってもんじゃないですよ?」が信条。twitter: @cs...

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https://codezine.jp/article/detail/5961 2011/06/30 11:28

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