前回の振り返り
15年前の書籍を取り出して、最新の開発環境でゲームの再構築を始めましたが、その間に、ニュースが飛び込んできました。
C++Builderが今後、iOS、Androidをサポートするとのこと。つまり、このアプリも、C++BuilderのiOS対応版が出てくれば、iPhoneで実行できるようになるということです(このアプリはキーボード操作を前提としていますから、その辺の変更は必要だと思いますが)。期待が持てます。
前回は、パネルを使って、ゲームのレイアウト枠を作りました。今回は、ラケットやボール、スコア表示用のラベルなどを配置し、画面設計を完成させます。
ラケットを配置する
ラケットをLabelコンポーネントで表現する
では、ユーザーインターフェイス設計の続きです。次は、ラケットを配置します。ラケットは、Labelコンポーネントです。ゲームに使用するラケットは、Courtパネルの上に、予備のラケットは、RacketPanel上に配置します(図1)。
なお、Labelコンポーネントの文字は、デフォルトは黒色(背景は透過)なので、黒のCourtパネルの上に置くと、どこに配置したか分かりにくくなっています。
ラケットは、黄色にしようと思います。前回行ったのと同じように、カスタムスタイルを定義して、ラケットとして使用するすべてのLabelに設定します。