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5分でわかるActiveReports帳票

5分でわかるActiveReports帳票(2013年度版)-ページレポート

ActiveReports for .NET 7.0Jで作るサンプル帳票(2)

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ページレポートを使ったアプリケーションの作成

 ここからは、ページレポートを作成・表示するアプリケーションを作成し、基本的なフローを確認します。ここでは、例として、前回のセクションレポートと同様のレイアウトを作成します。

ページレポートのレイアウトファイルの追加

 まずページレポートをプロジェクトに追加しましょう。ソリューションエクスプローラー上でプロジェクトを右クリックして、[追加(D)]-[新しい項目(W)]から「ActiveReports 7.0Jページレポート(XML)」を選択します。拡張子が.rdlxのファイルがプロジェクトに追加されます(ここでは、追加するファイルの名前は「ProductList.rdlx」とします)。

ページレポートファイルの追加
ページレポートファイルの追加

 レポートのデザイン画面では、中央部分がマス目状になっているページが表示されます。レイアウト可能なのはこのマス目状の部分です。周囲の白い部分はマージン(余白)です。

追加されたページレポート
追加されたページレポート

用紙の設定

 最初に用紙の設定をしておきましょう。デザイナ画面上の任意の場所をクリックし、メニューバーから[レポート]-[レポートのプロパティ]を選択すると、レポート全体のプロパティ設定ダイアログが表示されます。

 [外観]タブから、用紙サイズやマージンを設定することができます。なお、プロパティ設定ダイアログはプロパティウィンドウの「コマンド」ペインからも呼び出すことができます。

用紙サイズの設定
用紙サイズの設定
コマンドペインからもプロパティ設定ダイアログを呼び出せます
コマンドペインからもプロパティ設定ダイアログを呼び出せます

データソースの接続とデータセットの追加

 次に、データソースとデータセットをレポートに設定します。

 データソースとは、Accessファイルや、SQL Serverなどのデータベースへの接続情報です。データセットとは、データソースの接続先から取得したレポートに出力するデータです。データを取得するためのSQL文などを設定します。

 デザイナ画面を表示し、レポートエクスプローラのタブから[データソース]の項目を右クリックし、[データソースの追加]を選択します。データソースが追加され(デフォルト名は「DataSource1」)、レポートデータソースダイアログが表示されます。

データソースの追加
データソースの追加
データソースダイアログ
データソースダイアログ

 使用するデータベースを指定します。ここでは、製品に付属するAccessファイルのNwind.mdbに接続します。[種類:]は「Microsoft OleDb Provider」、[接続:]の[OLE DBプロバイダ:]は「Microsoft Jet.OLEDB.4.0」を選択します。

 次に、データセットを追加します。レポートエクスプローラ上で追加したデータソースを右クリックし、[データセットの追加]を選択します。データセット(デフォルト名は「DataSet1」)が追加され、データセット設定ダイアログが表示されます。[クエリ]タブを開き、[クエリ]欄にSQL文を記入します。

データセットダイアログ
データセットダイアログ
クエリに記入するSQL
SELECT Products.ProductID, Products.ProductName,
       Suppliers.CompanyName, Products.UnitsInStock
FROM   Suppliers
INNER JOIN Products ON Suppliers.SupplierID = Products.SupplierID

 SQL文を入力したら、入力欄の右上にある[データセットの検証]アイコン(チェック記号のアイコン)をクリックしてください。データ取得が可能なSQL文かどうかチェックします。SQL文が問題なければ、[OK]ボタンをクリックします。データセットが追加されます。

 追加されたデータセットを展開してみてください。データを正しく取得できていれば、”ProductID”などのフィールドが表示されます。

データセットに追加されたフィールド
データセットに追加されたフィールド

次のページ
呼び出し元アプリケーションの作成

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この記事の著者

グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

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