外観の変更
ここまでで、データベースのデータをグリッドで表示でき、グループ化機能も使えるようになりました。あとは、カラーをカスタマイズして見栄えのよい表になるように仕上げます。
今回変更する部位は次のとおりです。
プロパティ | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
GroupingPanelBackground | #FFBB1CC7, #FFE7A9EB | グループ化領域の背景色(グラデーション) |
GroupingPanelForeground | White | グループ化領域の前景色 |
HeaderBackground | BlueViolet | ヘッダー領域の背景色 |
HeaderForeground | White | ヘッダー領域の前景色 |
MouseOverBrush | #FFEBDF33 | マウスホバー時の背景色 |
SelectedBackground | #FFF86060 | 選択したセルの背景色 |
では、GroupingPanelBackgroundプロパティのグラデーション設定を行ってみます。他のプロパティも同じ操作でカラーパレットを使って変更します。
① プロパティウィンドウで、GroupingPanelBackgroundプロパティの値欄にある「▼」ボタンをクリックします。
② カラーパレットが表示されます。デフォルトでは単色モードになっていますので、単色の場合はここで色を作成します。
左下にはカラー名で色を選べるリストボックスがあります。カラーピッカーも備えていますので、フォーム上の色を取り出して使うこともできます。
③ グラデーションを作成する場合は、左上の「グラデーションブラシ」アイコンをクリックします。
2色をブレンドするツールが表示されます。
④ 開始色のポインタをクリックし、色を選びます。
⑤ 終了色のポインタをクリックし、色を選びます。
このようにして、他のプロパティも色を設定していきます。
なお、行の交互表示の色が、デフォルトではVBとC#で違っています。この交互表示の色を変更したい場合は、「AlternatingRowBackground」プロパティを使用してください。
まとめ
C1DataGridコントロールは、このようにデータベース構成ウィザードの簡単な操作でデータベースとの連結が可能で、ソート、フィルタ処理、グループ化などの機能がすでに組み込まれていますので、コードを書かずにこれらの機能をすぐに使うことができます。
連結できるデータベースの種類も豊富なので、WPF独特のデザイン性の高さと組み合わせれば、視覚性の高いグリッドアプリケーションが作れるのではないでしょうか。