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WebDriverの採用で生まれ変わったOSSのブラウザテストツール「Selenium 2」入門

「Selenium2」テスト徹底活用! Jenkinsによる自動実行とSelenium Grid2による複数環境でのテスト

WebDriverの採用で生まれ変わったOSSのブラウザテストツール「Selenium2」入門 第3回

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7. Selenium2のテストをジョブに追加する

 続いて、デプロイジョブの後続ジョブとしてSelenium2のテストを追加します。

 使用するテストコードについては、サンプルアプリケーションに含まれていますのでそれを利用する前提で説明します。

7.1. テストジョブを追加

 Jenkinsのトップページに戻り、画面左側のメニューより「新規ジョブ作成」をクリックします。

 ジョブ名に「MyAppTest」と入力、ジョブの種類は「フリースタイル・プロジェクトのビルド」を選択し、「OK」ボタンを押下します。

図13:テストジョブを追加
図13:テストジョブを追加

7.2. ソースコード管理

 ソースコード管理は先ほどと同じです。Subversionよりチェックアウトする設定を記述してください。

図14:ソースコード管理の設定
図14:ソースコード管理の設定

 こちらもSubversionを利用しない場合は、デプロイジョブと同じようにカスタムワークスペースを指定してください。

7.3. ビルド・トリガを設定

 前回はSCMをポーリングするビルド・トリガを設定しましたが、このジョブについてはデプロイジョブの後続ジョブとなっていますので、「他プロジェクトのビルド後にビルド」を選択し、プロジェクト名に「MyAppDeploy」を指定します。

図15:ビルド・トリガ設定
図15:ビルド・トリガ設定

7.4. テスト実行を追加

 「ビルド手順の追加」より「mavenの呼び出し」を選びます。

 使用するMavenには「maven3.1」を選択し、ゴールには「test」を入力します。

図16:テスト実行を設定
図16:テスト実行を設定

7.5. テスト結果の保存

 最後に、画面下部にある「ビルド後の処理の追加」より「JUnitテスト結果の集計」を選びます。

 テスト結果XMLには「target/surefire-reports/*.xml」を入力します。

図17:テスト結果の保存
図17:テスト結果の保存

 「保存」ボタンを押し、設定を保存してください。

 ここまでの設定で、Selenium2の自動テストが実行され、結果の保存ができるようになりました。

7.6. ジョブを実行する

 いったん、Jenkinsのトップページに戻り、MyAppDeployの画面を開きます。画面左側のメニューより「ビルド実行」をクリックしてビルドを実行してみましょう。今度はビルド、デプロイだけでなく、後ジョブのSelenium2のテストが実行されることが確認できます。

 テスト結果については、テスト結果の推移も含めてJenkinsの画面より確認できます。テスト失敗も含めて複数回実行すると、下記のようなテスト結果になります。

図18:テスト結果
図18:テスト結果

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8. さまざまなブラウザでテストする

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この記事の著者

五座 淳一(株式会社DTS)(ゴザ ジュンイチ)

株式会社DTS 金融企画部所属。主に大規模・金融機関向けシステム開発のアーキテクト担当しています。ウォーターフォール型の開発に、CIなどアジャイル開発のプラクティスを取り入れ、開発プロセスの改善を試みています。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7505 2013/11/22 14:00

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