Monacaの機能
Monacaが提供する主な機能には、次のようなものがあります。
（1）Monaca IDE
Monacaでハイブリットアプリをコーディングするための統合開発環境です。
ブラウザ（PC版のGoogle ChromeまたはSafari）で動作します。コーディングやデバッグ、アプリのビルドだけでなく、画面の簡易プレビュー機能もついています。コーディングをサポートするコードハイライト/シンタックスチェックなどの機能もあります。また、有償ライセンスの場合は、チーム開発も行えます。
ブラウザでMonaca IDEを表示
（2）Monacaデバッガー
開発したアプリを実機で確認できるデバッガー機能です。MonacaデバッガーはAndroid端末/iOS端末/Windows 8用のものが提供されており、これらを動作確認用の実機デバイスにインストールすると、クラウド上に保存されたプログラムの動作を確認できます。このデバッガーを使えば、開発中のアプリをビルドすることなくテストやデバッグが可能です。
Monacaデバッガー
（3）Monaca Framework
Monacaを使ってアプリを開発するときに必要なフレームワークです。Monacaでは端末のネイティブ機能を利用するためにPhoneGapを使用しているのが特徴です。また、独自のUI部品も提供しています。
（4）Monacaバックエンド
プログラマが個別にサーバを用意することなく、アプリで必要な機能をクラウド上で利用できます。例えば、ユーザ認証機能やコレクション型のデータベース/プッシュ通知機能などがあらかじめ用意されています。
Monacaのライセンス体系
Monacaが提供するライセンスは次のとおりです。プランによって、開発できるプロジェクトの数やビルドの制限が異なります。
| プラン名 | Basic | Personal | Professional | Business |
|---|---|---|---|---|
| 料金（月額） | 無料 | 980円 | 5,000円 | 8,000円 |
| 料金（年額） | 無料 | 9,800円 | 50,000円 | 80,000円 |
|
作成できる プロジェクト数 |
3 | 10 | 100 | 無制限 |
| ビルドの制限 | 1日3回まで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| バックアップ | - |
1か月間の 自動バックアップ |
1か月間の 自動バックアップ |
6か月間の 自動バックアップ |
| ストレージ | - | 1GB | 10GB | 無制限 |
| チーム開発 | - | - | ○ | ○ |
| サポート |
コミュニティ フォーラム |
テクニカルサポート | テクニカルサポート | テクニカルサポート |
3つまでのプロジェクトであれば、Basicプランを選択すると無償で開発できます。
それでは早速、このMonacaを使ってモバイルアプリを作成してみましょう。
