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Adobe Edge Reflowで作るレスポンシブデザイン向けプロトタイプ入門

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グリッドとコンテナの設定

 次に画面左のGridオプションで、グリッドの設定をしましょう。グリッドを設定することで、オブジェクトを配置する際にグリッドに吸着し、レイアウト作業がしやすくなります。ここでは、Column(列)を12、Gutters(余白のサイズ)を2%、Show outer gutters(外側余白の表示)をオンにします。

図6 グリッドの設定
図6 グリッドの設定

 続いてコンテナの設定です。Adobe Edge Reflowのカンバスには、初めから配置されているコンテナボックス(Container)があります。カンバスの一番下のDOMバーに「Container」と表示されている場合には、これが選択されている状態です。表示されない場合には、カンバスのどこかをクリックして選択してください。

図7 DOMバー:Containerが選択されている状態
図7 DOMバー:Containerが選択されている状態

 左側にあるLayoutパネルでは、ボックスモデル関連のプロパティを設定できます。コンテナボックスが選択されている状態で、Size(widthプロパティ)を「960px」、Marginを「0px auto」から「0px」にします。これで、コンテナの幅が固定されました。まずはこの状態でデスクトップ用のデザインを作成し、その後、タブレットとモバイル用のデザインを作成する際に、このコンテナの幅を100%に設定しなおします。そうすることで、960pxより大きい画面サイズでは、コンテナの幅が960pxに固定され、960px以下の場合には、画面サイズに応じた幅になります。

図8 Layoutパネル:size(widthプロパティ)を960px、Marginを0pxにする
図8 Layoutパネル:size(widthプロパティ)を960px、Marginを0pxにする

 以上で今回のサンプルの設定は終わりです。

オブジェクトの配置(画像、テキスト、リンク、フォーム)

 カンバス右側中央のハンドルが、ブレークポイントの960pxより大きいdefault領域にあるのを確認し、オブジェクトを配置していきます。961px以上であればOKです。

図9 カンバスハンドルを960pxより大きい位置において作業する
図9 カンバスハンドルを960pxより大きい位置において作業する

 オブジェクトの配置は、画面左上のツールバーから行います。左から、「選択ツール」、divボックスを追加する「ボックスツール」、テキストを追加する「テキストツール」、画像を挿入する「イメージツール」、フォーム関連要素を追加する「フォームツール」となっています。

図10 ツールバー「選択ツール/ボックス/テキスト/イメージ/フォーム」
図10 ツールバー「選択ツール/ボックス/テキスト/イメージ/フォーム」

 ツールバーからオブジェクトを選んで配置したら、レイアウトパネルで細かい調整をします。先述しましたが、レイアウトパネルでは、MarginやPaddingなど、ボックス関連の設定をすることができます。Sizeは、widthプロパティで設定できる値です。CSSが分かる方なら、直感的に操作できると思います。サンプルでは、最初に設定した幅960pxのコンテナ以外、ほとんどの要素は%で相対的に設定しています。

 またその下のAdvancedでは、フロートレイアウトやポジションレイアウトをする際に使われるプロパティを設定できます。

図11 LayoutパネルとAdvanced
図11 LayoutパネルとAdvanced

 Layoutパネルの後ろにあるStylingパネルでは、各要素特有のスタイルの設定が可能です。例えば、テキストを選択している場合には、文字色や文字サイズなどテキスト関連の設定をすることができます。

図12 Stylingパネル
図12 Stylingパネル

 また、テキスト要素では、Edge Web Fontsを使用することができます。サンプルではページ上部の「Prototyping!」というテキストで使用しています。

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まとめ

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 宮本麻矢(ミヤモト マヤ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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