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Adobe Developer Connection(AD)

Adobe Edge Reflowで作るレスポンシブデザイン向けプロトタイプ入門

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デザインのプレビュー

 制作中にもカンバスハンドルを移動するだけで、デザインを確認することができますが、「Tab」キーを押すとプレビューモードになり、グリッド表示のない状態のデザインを確認できます。また「F12」を押すと、ブラウザで表示できます。さらに、Adobe Edge Inspectと連携すれば、実機でのリアルタイムなプレビューが可能になります。

図13 プレビューモードでの表示
図13 プレビューモードでの表示

その他のデバイス用デザインとページ遷移

 さて、デスクトップ用のデザインが完成したら、カンバスハンドルをtablet領域に移動させて、タブレット用のデザインをしていきましょう。と言っても、また新しくオブジェクトを配置してデザインするわけではなく、すでに配置されているオブジェクトの配置を変えたり、スタイルを変更するだけです。同じく、モバイル用のデザインも、カンバスハンドルを520px以内に移動させて、デザインしていきます。

図14 カンバスハンドルをtablet領域に移動してタブレット用デザインをする
図14 カンバスハンドルをtablet領域に移動してタブレット用デザインをする

 Adobe Edge Reflowでは、画面右上のページアイコンをクリックし複数のページを作成することができます。まず、画面下のDOMバーに表示されている「Page1」をダブルクリックしてページ名を付けます。ここでは「contact」というページ名を付け、これをコピーして「thanks」ページを作成しました。

図15 ページの複製
図15 ページの複製

 ヘッダやフッタなどの共通要素を消去して、新たに送信完了後のページを作成します。

図16 送信完了画面の作成
図16 送信完了画面の作成

 ページアイコンをクリックしてcontact画面に戻り、送信ボタンのオブジェクトを選択後、画面左のButtonオプションにあるリンクアイコンをクリックしてthanksを選択します。

図17 stateの設定
図17 stateの設定

 プレビューモードやブラウザでプレビューすると、送信ボタンをクリック後、完了画面に移動することを確認できます。

図18 送信ボタンクリック後の画面
図18 送信ボタンクリック後の画面

まとめ

 Adobe Edge Reflowはプレビュー段階にあり、まだ完全ではありませんが、最初の設定をきちんとすれば、割と直感的に扱いやすいと感じました。サイズ変更可能なデザインカンバスでCSSをベースに作成するという新しい感覚のツールです。マルチデバイス時代の新しいツールとして、どのような進化をしていくのか非常に楽しみでもあります。

参考資料

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 宮本麻矢(ミヤモト マヤ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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