対象読者
MBaaSと連携するAndroidアプリを開発したい方。JavaとEclipseについては解説しませんので、JavaとEclipseの基本的な知識があると読みやすいでしょう。
必要な環境
- JDK
- Eclipse
- Android SDK
- ニフティクラウド Mobile backend Basic(無料版)
EclipseでAndroidアプリを作る
さて、今回からEclipseを使って、NCMBと連携するAndroidアプリを作成していきます。
アプリケーション名 | タスクタイマ |
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プロジェクト名 | StampTime |
パッケージ名 | jp.co.easier.stamptime |
最小必須SDK | API16: Android 4.1.2(Jelly Bean) |
ターゲットSDK | API19: Android 4.4(KitKat) |
次でコンパイル | API19: Android 4.4(KitKat) |
アクティビティーの作成 | Blank Activity |
アクティビティー名 | MainActivity |
Layout Name(レイアウト名) | activity_main |
さっそく、表の設定でAndroidアプリケーション・プロジェクトを作っていきましょう。Androidアプリケーション・プロジェクトを作るには、Eclipseのファイルメニューから、新規、Androidアプリケーション・プロジェクトを選びます。
新規にアプリを作成するときの重要な設定項目について説明していきましょう。
アプリケーション名は日本語でも英文字でもよいのですが、後で指定するアイコンとともに、このアプリを実機にインストールしたときにランチャー画面に表示される名前なので、わかりやすい名前にするとよいでしょう。
プロジェクト名はEclipseのプロジェクト名です。パッケージ名にはプロジェクト名を小文字化したものが、com.example.stamptimeのように自動的に入力されます。アプリを公開するときには、ユニークになるように自分の所属する組織のドメインを逆にして入力するとよいでしょう。
最小必須SDKやターゲットSDKは、テストに使う実機に合わせて適宜変更してください。ちなみに、NCMBのAndroid用SDKは、Android2.3/4.xで動作確認されているようです。
プロジェクトの構成画面はデフォルトのまま、進めてよいでしょう。
ランチャー・アイコンの構成画面もデフォルトのまま進めます。
アクティビティーの作成では、Blank Activityを選択します。
アクティビティー名とレイアウト名は、MainActivity、activity_mainのままにします。
一般にAndroidアプリは複数のアクティビティーで構成されることが多いのですが、ここで指定したMainActivityが、このアプリを起動したときに最初に呼び出されるアクティビティーになります。完了ボタンをクリックして、新規Androidアプリケーション・プロジェクトの作成を終えます。