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ComponentZine(ComponentOne)

テーマ形式でコントロールの配色を一括管理できる.NETアプリケーションの作成

ComponentOne Studioを活用したWindowsフォームアプリケーションの作成

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テーマの設定(2)

テーマの修正

 今度は、このテーマの配色を少し修正してみましょう。この作業は、テーマデザイナを使用します。

 (1)Windowsのスタートメニューから、「C1Themeデザイナ」をクリックします。

スタートメニューから「C1Themeデザイナ」をクリック
スタートメニューから「C1Themeデザイナ」をクリック

 (2)テーマデザイナが起動しますので、ナビゲーションバーから「新しいテーマの作成」をクリックします。

「新しいテーマの作成」をクリック
「新しいテーマの作成」をクリック

 (3)「新しいテーマ」ダイアログが表示されますので、テーマ名を「MyTheme」に変え、「基本テーマ」にある「標準の組み込みテーマテンプレート」をクリックし、リストから「VS2013Purple」を選び、OKボタンをクリックします。

「標準の組み込みテーマテンプレート」をクリックしリストから「VS2013Purple」を選ぶ
「標準の組み込みテーマテンプレート」をクリックしリストから「VS2013Purple」を選ぶ

 (4)テーマ「VS2013Purple」が読み込まれ、プレビューに表示されます。今回は、フォームとコントロールの文字入りを変更してみます。

 まず、テーマツリーにある「BaseThemeProperties」をクリックして展開します。

「BaseThemeProperties」をクリックして展開
「BaseThemeProperties」をクリックして展開

 (5)「Control Text」のプロパティにある▼ボタンをクリックし、「Web」タブをクリックして「Deep Pink」をクリックします。

「Web」タブをクリックして「Deep Pink」をクリック
「Web」タブをクリックして「Deep Pink」をクリック

 続いて、「Window Text」のカラーも同様の操作で「Deep Pink」に設定します。

「Control Text」と「Window Text」を「Deep Pink」に設定
「Control Text」と「Window Text」を「Deep Pink」に設定

 (6)今度は、メニューの背景色を変えます。「テーマツリー」から「C1Command-C1MainMenu-Bar-BackColor」を展開し、「Royal Blue」を選びます。また、「Item-Default-ForeColor」を展開し「White」を選びます。

 結果がプレビューに表示されます。

メニューのBackColorとForeColorを設定する
メニューのBackColorとForeColorを設定する

 (7)ここで、修正したテーマを別の名前で保存します。「ファイル」メニューから「保存」を選び、任意のフォルダを選びます。ファイル名は、先ほど付けたテーマ名になっています。

修正したテーマを別名で保存
修正したテーマを別名で保存

修正したテーマをフォルダとコントロールに適用する

 これで、組み込みのテーマ「VS2013Purple」をもとにカスタマイズしたテーマを作成し保存しましたので、このテーマをアプリケーションに適用します。

 (1)Visual Studioに戻り、C1ThemeControllerコンポーネントのタスクトレイから「テーマの追加」を選びます。そして、作成したテーマファイルを選びます。

タスクトレイから「テーマの追加」を選ぶ
タスクトレイから「テーマの追加」を選ぶ

 (2)C1ThemeControllerコンポーネントのタスクトレイから「テーマの設定」を選びます。「アプリケーションテーマ」のリストに、作成したテーマ名が表示されていますので、これを選びます。

「アプリケーションテーマ」のリストにある作成したテーマ名を選ぶ
「アプリケーションテーマ」のリストにある作成したテーマ名を選ぶ

 (3)アプリケーションに、読み込んだテーマの配色が適用されます。

フォームの配色が変更される
フォームの配色が変更される

 また、フォーム「Form2」も自動的に読み込んだテーマが適用されています。

まとめ

 アプリケーションの配色デザインは、色の選択や細部の設定に時間がかかる作業ですが、C1ThemeControllerコンポーネントを使えば、この作業にかかる工数を相当削減できるのではないでしょうか。

 また、ビジュアライズされたデザイナを使用することで、プログラミングに疎いグラフィックデザイナーの方でも配色設定に参加できますので、アプリケーションの仕上がりに違いが出るのではないでしょうか。

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8144 2014/11/25 17:29

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