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テーマは「Next LINE」――LINEが明かしたAI、ブロックチェーン、Fintechの取り組みとは?【LINE DEVELOPER DAY 2018】

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2018/12/27 18:30

 2018年11月21日、東京・港区の八芳園にて、技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2018」が開催された。今回のテーマは「Next LINE」。テーマが表すように、LINEが今現在挑戦している技術分野やサービス領域などが紹介されることに加え、ライトニングトークやポスターセッションではLINEのエンジニアの生の声に触れることもできる。LINEはどんな技術に注目し、どんなサービスを実現していくのか。本記事では、LINE DEVELOPER DAYの会場の様子と、LINE CTOの朴イビン氏が登壇したオープニングセッションを紹介する。

目次

八芳園で開催された技術カンファレンス

 今年のLINE DEVELOPER DAYの会場となるのは、広大な日本庭園を構える「八芳園」だ。来場者は庭園を楽しみながら受付を通過し、セッション会場へ足を運ぶというアプローチだ。

来場者は敷地内の日本庭園を楽しみながら会場にアクセスする 来場者は敷地内の日本庭園を楽しみながら会場にアクセスする
来場者は敷地内の日本庭園を楽しみながら会場にアクセスする

 今年は新たに、LINE社内のエンジニアに呼びかけ、セッションの公募を実施。各会場でのセッションのほか、ライトニングトークやポスターセッションが行われた。さらにLINEのビデオ通話を活用したゲーム「Face Play」や、Clovaを活用した「Photo Booth」の展示も来場者を楽しませた。

ポスターセッションの様子。多くの人で賑わった
ポスターセッションの様子。多くの人で賑わった
左:Face Play、右:Clovaを活用したPhoto Booth 左:Face Play、右:Clovaを活用したPhoto Booth
左:Face Play、右:Clovaを活用したPhoto Booth

「NEXT LINE」の意図するところとは

 「Next LINE」というテーマを掲げて開催された今回の「LINE DEVELOPER DAY」。朴氏は「目指す方向性は大きく2つある。一つがConnect、もう一つがMutually Beneficial Ecosystem」と語る。

 Connectを強化するために積極的に取り組んでいるのが、サーチやレコメンデーション、パーソナライゼーションの高度化、及び音声認識や音声合成、対話技術などの技術開発である。「これらの技術の実現に欠かせない技術がAI」と朴氏。

LINE株式会社 CTO 朴イビン氏
LINE株式会社 CTO 朴イビン氏

 またもう一つの目指す方向性「Mutually Beneficial Ecosystem」を実現するため、LINEが進めてきたのがAPIのオープン化である。直近で公開したAPIの一例が「LIFF」と「Clover Extensions Kit」だ。

 LIFFは2018年6月にリリースしたWebアプリケーションフレームワーク。「これを使うことで、LINEのトーク画面においてみなさんのサービスのニーズに合わせ、いろいろなインタフェースが表現できるようになっています」と朴氏は説明する。チャットアプリのトーク画面やゲームなどですでに活用されているという。

 一方の「Clova Extensions Kit」は2018年7月に公開された。「これを使えばClovaのスキルを簡単に開発できます」と朴氏。開発したスキルは、Clovaスキルストアで公開されており、その中には日本最大級のタクシー配車アプリ「JapanTaxi」を呼び出すスキルなど実用的なものまで登場している。「ぜひみなさんも参加して作ってください」(朴氏)

 またLINEでは開発者、ユーザー、そしてLINEの三者が互いに成長するための新たなエコシステムを構築した。それが今年リリースしたトークンエコノミープラットフォーム「LINK Chain」である。LINK Chainはブロックチェーン技術をベースにしている。大規模なコンシューマサービスがすぐ使えるよう、ハイパフォーマンス、使いやすい開発環境、インタフェースを提供している。すでにいくつかのサービスがLINK Chainに参加しているという。「今後もより多くのパートナーがエコシステムに参加できるよう、APIの公開に拍車をかけていきます」と朴氏は意気込みを語る。


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著者プロフィール

  • 中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

     大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

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