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Power Automate Desktopチュートリアル

Windows10の無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」でWebサービスからのXML取得を自動化する

Power Automate Desktopチュートリアル 第12回

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 Power Automate for Desktopは、自動化可能な作業の流れ(フロー)をデザインし、実行するためのソフトウェアです。第12回と第13回は、HTTP関連アクションとXML関連アクションを紹介します。書籍情報を検索するWebサービスから、HTTP関連アクションでXMLを取得し、取得したXMLからXML関連アクションで情報を抽出するサンプルを作成します。

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対象読者

  • Excel/PowerPointなど、一般的なツールの操作を理解している人
  • RPAツールを用いて業務を自動化したい人

XMLアクション

 XML(Extensible Markup Language)は、タグと呼ばれる目印を文書に埋め込むことで、文書の構造、意味を表すためのフォーマットです。タグを入れ子で連ねることで、ツリー階層として表現できるのが特徴です。第8回でふれたJSONと同じく、構造化されたデータの交換・保存で標準的に使用されています。

図:XMLのツリー構造
図:XMLのツリー構造

 JSONが広く使用される前から、Webサービス(インターネット上でのHTTP通信でのデータ交換)で広く使用されてきましたが、「冗長であり、サイズが膨らみやすい」などのデメリットから、現在ではJSONがに置き換わりつつあります。とはいえ、まだまだXMLベースのWebサービスも少なくありません。本稿でも、Webサービスで取得したXMLからデータを抽出するサンプルフローを紹介します。

 Power Automate for DesktopではXML関連アクションとして、以下のアクションが用意されています。

  • ファイルからXMLを読み取ります
  • XMLをファイルに書き込みます
  • XPath式を実行します
  • XML要素の属性を取得します
  • XML要素の属性を設定します
  • XML要素の属性を削除します
  • XML要素の値を取得します
  • XML要素の値を設定します
  • XML要素を挿入
  • XML要素の削除

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HTTPアクション

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

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