SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

デスクトップ・アプリ向けJavaScriptフレームワーク「Gluon」が登場

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 自称「CanadaHonk」という開発者は、デスクトップ・アプリケーション向けJavaScriptフレームワーク「Gluon」の新版「バージョン0.10」を1月5日(現地時間)に公開した。GluonはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 Gluonは、JavaScriptを使用してデスクトップ・アプリケーションを開発することを可能にするフレームワーク。先行する「Electron」のようにWeb関連技術を利用してデスクトップ・アプリケーションの開発を可能にすることを狙っている。

 ただしElectronとは異なりGUIのレンダリングに、PCにすでにインストールしてあるWebブラウザを利用する。ElectronではWebブラウザ「Chromium」を使用しており、完成したアプリケーションにChromiumを組み込んでいる。そのため、アプリケーションのファイル・サイズが大きくなり、メモリ消費量も大きくなる傾向がある。

 一方でGluonはPCにインストールしてあるWebブラウザを使用するため、アプリケーションのファイル・サイズを縮小でき、少ないメモリでも実行できるという。対応するWebブラウザとしては、「Google Chrome」など、Chromiumを基にしたWebブラウザを挙げている。さらに、実験的にではあるが、「Firefox」にも対応する。

 JavaScriptの実行には、Electronと同じく「Node.js」を使用する。実験段階ではあるが、「Deno」や「Bun」をJavaScriptの実行環境として使うこともできる。

 作者の説明によると、Gluonの初めてのバージョンが完成したのは2022年12月初旬であり、まだ開発初期の段階にある。すでにいくつものソフトウェア製品で使用されているElectronと比較すると、まだ製品に使える段階にあるとは言えない。ただし作者は、ほぼ毎週のペースで新バージョンを投入していくとしており、今後開発が急速に進むと考えられる。

 今回の新バージョンでは、動作が不安定な機能のうちいくつかを修正して安定させた。さらに、いくつかの新しいAPIを導入した。さらに、多数のWebブラウザで動作を確認したとしている。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17167 2023/01/12 09:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング