Flutterでの開発生産性を上げる3つのポイント
続いては、株式会社ゆめみ Flutterエンジニアの井関竜太郎氏が登壇。Flutter開発において役に立つTipsを語った。
1つ目は「レビュアーに配慮のあるコードを書こう」だ。Flutter開発において、自動生成される「.g.dart」や「.freezed.dart」などのファイルは、コード量が多いためレビューの妨げになってしまうケースがある。解決策として、それらのファイルを「.gitattributes」に記載し「linguist-generated=true」の設定を入れることで、GitHubのPull Requestにおけるdiff表示の対象から外すことが可能だ。
2つ目は「Makefileを活用してみる」ことだ。Flutter開発を行ううえで、「fvm flutter clean」「flutter pub run build_runner」などのコマンドを一つひとつ手入力するのは大変だ。そこで、Makefileをメンバー同士で共有することで、チームメンバーが日常的に使うコマンドを簡略化できる。
3つ目として「Flutterでの依存関係図の自動生成」を提示。ProviderとWidget間の相互作用のグラフを作成し、可視化できるriverpod_graphの利用を井関氏は推奨した。このツールでは、グラフ情報がText to Diagram(d2 / Mermaid)シンタックスで出力される。