はじめに
本連載では、PHP上で動作するアプリケーションフレームワークであるZend Frameworkについて紹介していきます。前回まで、Zend_Dbについて解説しました。第8回目となる今回は、Zend Frameworkの中でビューを担当するZend_Viewについて解説します。
対象読者
PHPの基本構文は一通り理解しているが、フレームワークを利用したことはないという方を対象としています。
これまでの記事
- Zend Framework入門(1):フレームワークの全体像とインストール
- Zend Framework入門(2):Hello World!アプリケーションの作成
- Zend Framework入門(3):PHPでMVCアプリケーションを構築しよう - Zend_Controller(前編) -
- Zend Framework入門(4):PHPでMVCアプリケーションを構築しよう - Zend_Controller(中編) -
- Zend Framework入門(5):PHPでMVCアプリケーションを構築しよう - Zend_Controller(後編)-
- Zend Framework入門(6):抽象化レイヤによるデータベースアクセス手法 - Zend_Db(前編) -
- Zend Framework入門(7):抽象化レイヤによるデータベースアクセス手法 - Zend_Db(後編) -
必要な環境
Zend FrameworkはPHP 5.1.4以降とWebサーバがインストールされている環境で利用可能です。本稿ではWebサーバとしてApache 2.2を、OSにWindows XPを採用し、アプリケーションを作成していきます。
以下に、今回アプリケーション作成/動作確認に用いた環境を示します(インストールにあたっては最新安定版の使用を推奨します)。各項目の詳細なインストール手順は、「サーバサイド技術の学び舎 - WINGS」より「サーバサイド環境構築設定手順」を参照ください。
- Windows XP SP2
- PHP 5.2.5
- Apache 2.2.8
LinuxやFreeBSDなどUNIX系OSを使用している方もコマンドはほぼ一緒なので、パスなどは適宜読み替えてください。